7代先のこどもたちのために行動する会

マゼンダ福島こども基金

あなたの思い(支援)をとどけ、活かします!!

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4月に大豆をしこんで ⇒2月にお醤油になった!


 マゼンダ福島こども基金は全国の方の思い福島のこどもたち*へつなぐ中継基地です.


はじめてのみなさまへ


被災した人たちのために何かしたいけど、何をしたらいいのかわからない
ボランティア活動をしたいけど動けない                             
  そんな方にお願いがあります

  放射能被害にさらされている福島のこどもたち*を助けてもらえませんか?

 マゼンダ福島こども基金は、福島で暮らすこどもたちの免疫回復を目的とした保養活動の支援をはじめ、福島のこどものための各種ボランティア活動(講演会等)の後押しや、自主的なや放射線測定の費用補助などを行っています。現地に近いからこそわかる当事者支援ニーズボランティア活動の質などの情報を臨機応変に活かして、迅速、有効な支援を目指します。
あなたの思いのこもったお金が具体的にどう役立ったか1年に1度郵送でご報告します。またこのページでも
随時ご報告しています(下部に規約がありますのでご参照ください)
*福島のこどもたちとは 福島原発事故による放射能被災地(福島県内に限らず、周辺地域、ホットスポット等も含む)に住むこどもたち、および他地域に住む同被災を受けたこどもたちのことと定義します。詳しくは下部規約をご参照ください。

  *** 全国よりご支援をお待ちしています***

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ご支援ありがとうございます!(2024年3月~)

町田市 曳地さま

米沢市 内藤さま

台東区 有限会社イーズさま

南陽市 小林さま 

米沢市 山木さま 

 

 

       2024.3.11   所感           

いつもご支援ありがとうございます。

お正月から衝撃的な幕開けとなった2024年ですが、みなさんお変わりなくお過ごしでしょうか? 1月1日に能登半島大地震、2日に羽田の飛行機事故、3日に北九州の火事と続きました。能登半島の隆起した海岸線に唖然としながら、近くの原発が大丈夫なのかとまたハラハラしました。

能登半島の地元の方からは「今回の地震によって、原発事故が発生しても避難できないことがハッキリした」という声も出ています。幹線道路を含めた道路がいたるところで陥没、隆起、亀裂で寸断されて移動ができなかったからです。本当にその通りだと思いました。

一日も早く、そんな心配のいらない世界に住みたいです。

 3.11が近づくと毎年様々な記事が出てきますが、13年たって初めて知ることも多々あります。今回はその中から是非、多くの人に知ってほしい、と思った2つの記事を以下に紹介します。

 

【記事①】

東電 福島第一原発事故、最大の危機を救ったのは、ある中国人の青年と 中国企業の「善意」だった!

(福島中央テレビYahoo!ニュース共同連携企画/ 川根真也氏のFacebookから転載) 

 

【記事②】

被曝による放射線障害を『能力減退症』と呼ばないで!

(福島第一原発事故で被曝された二宮金太郎氏のFacebookから転載)

 

長いかもしれませんが、以下、全文を転載させていただきますので、是非ご一読ください。

 

 

 

【記事①】

巨大ポンプ車「大キリン」を無償提供 原発事故の危機的状況を救った中国企業 

2024年3月7日(木) 11:04配信 福島中央テレビ

 

 あまり知られていない、あるいは忘れられてしまった重要な事実がある。約13年前に起きた福島第一原発の事故で最大の危機とされたのは水素爆発や漏れ出た放射性物質による被ばくではなく、4号機の核燃料を保管するプールだった。プールの水が干上がれば1535体の核燃料が溶けだし、膨大な量の放射性物質が人々が暮らす環境中に放出され、東日本に人が住めなくなると予測された。その危機を食い止め、暴走する原発を安定化させるに至った背景には、ある中国企業の「善意」があった。

 

死と隣り合わせの現場…「何かできないか」中国出身男性の思い   

 

その光景は現場で事故収束作業にあたった人たちの脳裏に今もこびりついている。2011年の3月12日と14日、15日に起きた福島第一原発の水素爆発。吹き飛ばされた無数のコンクリート片が地上に砕け落ち、大量の放射性物質が周囲に撒き散らされた。死と隣り合わせの状況下で、原子炉建屋のすぐ傍にいた作業員や自衛官たちは「まるで戦場のようだった」と語る。

 

「ものすごい音がして、何かが吹っ飛んできて建物のガラスとかも一気に壊れて…」。

「人の頭ほどのコンクリートが空から降ってくる、あたったら死ぬと思った」。

「(爆発は)響く音でした。そして放射能を含んだ煙が迫ってきて、被ばくしないために、みんなで一斉に車の中に逃げて…息を殺して煙が通り過ぎるのを待って…」。

 

汚染された無数のガレキが散乱する現場では作業員らが被ばくを覚悟で作業にあたった。1、2、3号機では核燃料が溶けるメルトダウンが起き、消防ポンプ車による懸命の冷却が行われていた。

都内の会社事務所のテレビの前で、この状況を固唾をのんで見守っていたのが、建設機械の販売会社の社長で、中国出身の龍潤生(りゅう・じゅんせい)さん。「何か自分にできることは…」と強く感じたという。

 

「1993年に日本に留学してから大学院修了まで、学校やアルバイト先などで多くの日本人に親切にしてもらった。『一滴の水をもらったら、できるときはバケツで返す』と親から教えてもらっていたから、日本を救いたいという気持ちだった」。    

      

東日本壊滅の危機…「(費用は)いくらでもいいから、持ってきて」

 

この時、最大の危機とされたのは核燃料プールだった。1号機には392体、2号機には615体、3号機には566体、そして4号機には1535体もの核燃料が高さ50メートルある原子炉建屋の最上階のプールの中に保管されていた。特に4号機の発熱量は大きく、14日の午前4時ごろのプールの温度は84℃にまで上昇していた。プールに注水することができなければ、3月下旬には水位が下がり燃料が露出する恐れがあった。水が干上がれば膨大な量の放射性物質が環境中に放出され、東日本に人が住めないほど汚染されると予測された。

3月17日から自衛隊はヘリによる上空からの注水を決行したが、プールにピンポイントに入れることはできなかった。東京消防庁による放水でなんとか状況の悪化を食い止めていたが、効果的な一手を打てない状況だった。

 

「水をいれるなら私たちの専門分野だ」

 

龍さんは、自身が販売代理店を務める中国の建設機械企業・三一重工(SANY)が高層ビルの建設などで使用される世界一長い62メートルのアームを持つコンクリートポンプ車を製造していたことを思い出す。すぐさま、東京電力に電話すると、担当者は興奮気味に即答した。

 

「もう(費用は)いくらでもいいから、持ってきてください、すぐに!」

 

日本に「販売」しない 会長の決断

 

龍さんは、この巨大ポンプ車を製造した三一重工の梁穏根会長に連絡を入れ、日本に運びたいと提案した。すると、梁会長の反応は予想を上回るものだった。

 

「(巨大ポンプ車を)日本に販売してはいけません。利益はいらない。寄付しましょう。こういう時はみんな助け合いです。技術的なサポートも提供しましょう」。

 

巨大ポンプ車の販売価格は約1億5000万円。すでにドイツの企業への販売が決まっていて、上海の港で出荷待ちの状態だった。ドイツ企業の快諾もあり、すぐに日本に向け出発した。しかし、大型機械の輸送は通常なら通関の手続きなどで数週間、場合によっては数ヶ月かかってしまう。

 

「1分1秒の争い」“善意”から広がった助け合いの輪

 

刻一刻と迫る危機。龍さんは、三一重工の社員などとチームを組み。最短で巨大ポンプ車を日本へ運ぶ作戦を考えた。

 

「政府対政府だと時間がかかる。一番早いルートは赤十字だ」。

 

巨大ポンプ車を日本赤十字に渡るよう手配し、空きがあった船や港を抑え、上海港出発からわずか2日で大阪の港に届けた。

 

「1分1秒の争い、そんな緊迫感の中でやっていた」。

 

龍さんは事前に関係各所との協議を済ませ、巨大ポンプ車は日本に上陸した後、パトカーによる先導と護衛の下、運ばれた。

巨大ポンプ車は千葉県野田市に到着し、そこで2日間、三一重工の技術者が東京電力の社員に遠隔での操作方法などを教えた。ここにくるまで、龍さんをはじめ、三一重工、港や千葉県での訓練土地を確保した大阪や東京の企業など日中の様々な立場の人たちが関わっていた。国境を越えて、立ちはだかる巨大な危機を前に、手を取り合った。

 

「宝物」の経験…日本を救ったのは中国企業の“善意”

 

3月下旬、他社の大型コンクリートポンプ車も第一原発に続々と集結し、核燃料プールへの注水作業が開始された。龍さんらが手配した巨大ポンプ車も3月31日から注水作業に加わった。62メートルのアームが空に向かって伸ばされると、アームの先に放水口が悠々と原子炉建屋の頭上を超えていった。真上からトン単位という大量の水がピンポイントで燃料プールに注がれた。直後、東京電力から「冷却できました!ありがとう!!」と感謝の報告を受け、龍さんと仲間たちは歓声をあげて喜んだという。

 

「嬉しくて、全員嬉しかった。社会の役に立ったことはいまでも宝物」。

 

この注水作業によって危機は食い止められ、暴走する原発は安定化へ向かった。龍さんのアイディアからわずか1週間ほどの出来事だった。東日本壊滅の危機を回避できた背景には、一人の善意から広まった助け合いがあった。大活躍を果たした巨大ポンプ車はその後、「大キリン」という愛称をつけられ、今も非常時に備え、福島第一原発の構内にある。龍さんの会社は今も定期的に部品の交換やメンテナンス作業を無償で続けている。

 

「対話が足りない」始まる処理水の放出、深まる日中関係の溝

 

あの日の危機からまもなく13年。今、日本と中国は大きな問題を抱えている。去年8月、日本政府と東京電力は第一原発に溜まり続けていた「処理水」の海への放出を開始した。放出される処理水は汚染水を浄化後、国の安全基準値の40分の1に海水で薄めたものだ。日本政府は安全と言うが、中国政府は処理水を「核汚染水」と表現し、猛抗議した。さらに、日本からの水産物を全面的に禁輸する措置を打ち出し、日中関係に大きな亀裂が入った。

 

「本来であればお互いに大切な国家のはずです」

 

龍さんも今の日中関係を危機的だと感じている。禁輸措置は日本で水産業などを営む人に、中国国内で日本食店を展開する人にも、大きな影響を与える。しかし、科学的に安全と説明する日本政府の姿勢には疑問も残る。

 

「普通なら、なぜ十数年溜めたのに今放出するのか、影響がないならなぜ今まで放出しなかったのかと思われる。政府の決定プロセスはもちろんあるが、国が違えば、関心や得られる情報量は当然変わる。日本でずっと生活しているからこそ納得できたこともある」。

 

その上で、龍さんは国際的に理解を深めていくためには継続的な対話が欠かせないという。まずは、その対話を始められるきっかけを見出すことが日中両政府に求められているのかもしれない。

 

「処理水について正しく海外に理解してもらうためには、もっと国家間の会話と説明が必要。お互いの相互理解と助け合いが大事。国と国、あるいは国民と国民の相互理解が深まっていけば、友好にもつながっていく」。

 

コロナ禍を経て、世界中で人と人との交流が再び始まっている。立ちはだかる国家間の壁に、「善意」の輪が再び広がることを期待したい。

 

※この記事は福島中央テレビとYahoo!ニュースによる共同連携企画です。

 

福島中央テレビ

 

 

【記事②】

被曝による放射線障害を『能力減退症』と呼ばないで!

(福島第一原発事故で被曝された二宮金太郎氏のFacebook2024年3月7日から転載)

「どうしても気になるので、私が元気な内にコメントしておきます。

被曝による放射線障害の症状には様々な症状がありますが、それを『能力減退症』と呼ぶことに反対します。

私は全身に被曝して様々な放射線障害が発症し、大学病院の7診療科と近所の胃腸内科を合わせて8診療科で診察しました。大学病院へ行く前に7つの病院へ行きました。

様々な症状に、はっきり言えることは、放射線障害(被曝障害)であるということであり、血管や組織細胞が破壊(溶けるように崩れる)されることで機能障害が発症しているということです。

肥田舜太郎先生は脳障害の症状をぶらぶら病と仰いましたが、放射線障害による機能障害の症状を新たに能力減退症と呼ぶのは適切ではないと思います。

確かに被曝による放射線障害の機能障害があって能力が低下することがありますが、それはあくまでも被曝による放射線障害の機能障害であり、被曝症状なのです。

ですから、色々な症状は、被曝による脳障害の健忘症とか、心臓障害の不整脈とか、眼球障害の白内障とか、血管障害の血行不良などと呼べば良いことだと思います。放射線障害の晩発障害にはがんや白血病もあります。

それを総じて被曝者の被曝症状を能力減退症と名付けるのはやはり適切ではないと思います。また、被曝者は能力減退者という誤ったイメージが出てきてしまうことから差別が発生し兼ねません。

 

例えば私の甲状腺には異常があり、甲状腺刺激ホルモンの分泌が基準値をオーバーしています。また、自律神経が乖離(肥田舜太郎先生)して心拍は常時乱れています。心電図には心不全になりやすい波形や心室頻拍の連続した波形が出ています。脳の表面には頭皮と重なるように頭皮と同じ模様のケロイド痕が確認できますが、脳の内部は不明です。その脳の障害は筆舌に尽くし難いほど恐ろしいものです。それを克服して、今、このような文章を書いています。

眼球も被曝し、まつ毛が脱毛し、両眼同時に白内障になり、網膜にはケロイド痕が見えます。それを大学病院は網膜萎縮巣と診断していますが、左眼球は外側の萎縮(溶け崩れて萎縮)で黒目(瞳)がやや外側を向いています。当初はテレビを見るにも両目の焦点が合わず二重に見えて困りました(今は大丈夫)。肝臓や腎臓には原因不明の(近所の胃腸内科のエコー検査)小さな嚢胞が沢山できています。両腕の筋肉障害は強く感じます。足はいつも冷たく夏でも靴下を履いて寝ています(血行障害)。耳鳴りは一瞬も休まず12年以上もキーンとステレオで鳴りっぱなしです。

放射線障害による被曝症状は他にも色々ありますが、こうした被曝症状の、どの症状も能力減退症などと言って欲しくありません。あくまでも被曝による放射線障害の機能障害であり、被曝症状なのです。宜しくお願いします。」

 

                              転載は以上です。

 

 福島第一原発事故はまだ収束してはいません。

今年もご賛同いただけましたら、ぜひご支援をよろしくお願いいたします(粟野路子)


 

最近の支援活動のご報告(支援NO.は発足以来の通し番号です)

 NEW 支援NO.43 青空保育たけのこ 外遊びのためのワゴン移動(福島⇔米沢)費用支援

   支援内容:福島県福島市から山形県米沢市へのワゴン車移動経費補助(ガソリン代、運転手さん人件費など)として 100,000

   支 援 先 :NPO法人青空保育たけのこ
   期      日 :2024年3月1日

コ メ ント :今年もたけのこさんを支援先に選ばせていただきました。福島で暮らす子どもの保養の必要性に一貫して取り組み、保育実践を継続していらっしゃいます。子ども達や家族の免疫強化も期待できる菌活「ひなた醤油つくり」が地域に広まる先駆けの拠点ともなってくれました。オープンに様々な人を受け入れていただき、ここで出会った人達が、今年度は県内外のあちこちに「ひなた醤油つくり」の輪を広げました。活動内容は以下たけのこさんのホームページからご覧ください。

  http://www.takenoko-aozora.org/

 

 

ご支援ありがとうございます!(2023年3月~)

台東区 有限会社イーズさま

町田市 曳地さま

米沢市 山木様 

米沢市 内藤さま

南陽市 小林さま 

小平市 小林さま 

米沢市 勝見さま

仙台市 荒井さま 

米沢市 吉田さま

 

    2023.3.11   所感            

家の事情で掲載が遅くなりすみません。みなさまお元気ですか。

昨年はコロナ3年目でしたがいかがお過ごしでしたでしょうか。2023年5月8日からコロナの感染症分類が2類から5類になるとのことで、もう少しでインフルエンザ並の扱いになりますね。やっと行動制限や濃厚接触もなくなり、保健所を挟まずにすぐに医者に診てもらえるようになりますね。

 昨年は色々ありましたが、私として印象深かったのは、7月の安部元首相銃撃事件をきっかけに新興宗教団体と自民党との関連が、親子三代にわたって明らかになったことです。私は3.11の時から、またこのコロナ禍においても、「なにか政府が国民の生命に寄り添っていない」と感じるところがありましたが、これで腑に落ちました。日本の政府を作る政治家の多くが、日本を食い物にし日本の人口を半減させると公言するような教祖の率いる新興宗教にずっと支えられていたのです。衝撃でした。これでは政府が国民のための本当の働きをしないはずです。外国の潮流と反して 少子化対策にはいつまでたっても本腰をいれず、健康によくない農薬や添加物の規制には甘く、果ては命のもとである水道事業をも外国に売り渡すなどの理解できない政府の方針は なぜなのだろうと私はずっと思ってきました。

そして現に今、2022年の日本人の超過死亡(統計的に予想外の死)が3.11の時の超過死亡2万人(ほとんどは津波の被害者)をはるかに超える10万人(一説には20万人?)になっているというのに、政府も大手メディアも原因を追究する気もないようです。本当に不気味です。

 私たちはしてやられてしまいました。しかし憂いてばかりもいられません。

子どもたちのために、何か草の根でも、まっとうな行動をする人達とつながってこの国を立て直さなければと感じます。政治家に頼るのではなくて、日本の価値観を確かめあうような共同体のような何かで、まずはつながっていきたい気がします。そして健康と平和で日本と人類に少しでも貢献したい思いです。

でもまずは足元の活動から。是非知っていただきたい昨年のトピック2つを紹介いたします。

 

1)福島第一原発事故で避難指示がでなかった福島の中通りの人達が「精神的損害」を訴えて勝訴されました。

3.11がめぐってくる度にニュースにはなるけれど、
そこで生きている人たちの今でも続く「精神的苦痛」はあまり知られていません。
彼らは事故によって、精神的に豊かだった暮しを破壊されました。どのように破壊されたのか。この度、訴訟の記録として本が出版されました。
私が知っている人も何人も載っています。
何も知らなかったと思わせられる内容でした。
もっと多くの人に知って欲しいと思い一部を要約しご紹介します。
 
事故前まで福島市で娘たちと孫をふくめて家族三代で協力しあって豊かに暮らしていらしたOさんご夫妻の話です。
 
【娘を被ばくさせてしまった】
 
福島市には避難指示はでなかった。事故後それぞれの判断でちりじりになっていた家族を集めて2011年のゴールデンウイークに家族会議をした。その時、父親が提案した「県外避難」は却下され、福島市の自宅に住み続けることになったが、この会議の決定が三女を被曝させてしまったのではないかと両親は後悔し、今でも苦しんでいる。父親は当時は「被曝対策をしていれば大丈夫」と思っており「自分がもっと内部被曝について勉強していれば・・」という思いが消えない。
 
三女は、受かったばかりの自宅近くの短大をあきらめられず、自宅から自転車で4kmの通学をしていたが、マスクをして食べ物にも気を付けていたのに、ホールボディカウンターで175ベクレルのセシウム137が検出された(被曝していたことがわかった)。両親はショックでずっと苦しんでいる。
 
ここに住んでいては被曝は免れないと知り、両親は三女には「短大を卒業したら就職を機に県外に行ってほしい」と望んでいたが、三女は自宅通勤できる保育園を選んだため、両親の思いは届かず、就職が決まったのに、おめでたいはずなのに、素直に喜んでやれなかった。子どもを置いて親が逃げるわけにはいかないため、両親は県外移住をあきらめた。
 
一方、孫が生まれた長女家族とは、近くに住んで助け合いながらこれからの楽しい生活を思い描いていたが、事故後は長女家族は早々に母子自主避難で遠く離れて暮らすことを決断し、それには賛成だったが、長女家族には本当になかなか会えなくなってしまった。
 
 
【見捨てられた】
 
3.11の地震のあとは、福島市は停電で、テレビが見られなかった。3/14にお風呂と水を借りに別の町へ行って、テレビを見て初めて津波と水素爆発の映像を見た。
NHKのラジオ放送が、公共放送であり大事な情報源なのに緊急時の報道をロクにしていなかったことに憤りを感じた。地元のラジオに切り替えて新聞も地元のものに変えた。地元のラジオから福島市の線量の値を知ったが、「毎時23.9マイクロシーベルト」が当時はどういう値なのかわからなかった。
 
(粟野注:3.11以前は野外は毎時0.05~0.1マイクロシーベルト位が普通。私の持っているウクライナ製のガイガーカウンターは毎時0.3マイクロシーベルトで非常ブザーが鳴り続けるようにできており、値が0.3以下の場所まで逃げないと鳴りやまなかった。また、事故後2か月後くらいの郡山に行ったときに、そのカウンターで初めて毎時1マイクロシーベルトを検出し、不安におののいた記憶がありますが、その約24倍ということになります)
 
アメリカが自国民に出した80Km以遠への避難指示を日本も出すべきだった(福島市は60Km)。東京電力がメルトダウン発生の事実を正確に公表していれば、国や県や市の対応が違ったのではないか。東京電力がメルトダウンを公表したのは5/24だった。事実が早くわかっていれば家族3人で県外退避を決断できたのに。福島市民には避難指示はとうとうでなかった。見捨てられたと思っている。
 
勤め先の保育園の放射能汚染をはやくどうにかしようと思って、素人で除染しようとしてかえって線量を上げてしまった。その時除染を手伝ったボランティアの保護者の子どもたちも保育室にいたのに。
 
事故後、福島県放射能健康リスクアドバイザーの山下俊一氏の話を聞きに行って「マスクは意味がない」と言ったのを鵜呑みにして、まだ線量が高かった最初のころの2ヵ月間をマスクなしに過ごしてしまった。後悔と不安で眠れなくなる。山下氏は県民のヨウ素剤服用も止めた。
 
(粟野注:さきにヨウ素剤を服用すれば、放射性ヨウ素を体が取り込むのをおさえることができるといわれています)
 
1年10ヵ月もたってから、NHKスペシャルで放射性ヨウ素が福島市にも大量に拡散された事実を知らされた。そういうことが後からわかる度に、家族と自分にいつか出るかもしれない晩発性健康障害のことを考えて眠れなくなる。あとからの検証で、家族が初期に内部被曝していたことがハッキリしたし、今でも継続して被曝している。
 
‥   このような訴えが52人分述べられています。
心の辛さは、この要約の要約では伝わりようがないと思いますが、是非、1人でも多くの人にこの本を手にとっていただければと思います。涙なしには読めません。
裁判に勝利してお金を貰えた、それで終わることではありません。この記録自体が「原発が人の暮らしに何をもたらすのか」を考えるために必要な記録であると思います。
 
2)昨年の出会いが大きな飛躍に!ひなた醤油研究所の宮さんが福島県二本松に移住して活動されることになりました!

「マゼンダ福島こども基金」で2021年に10年越しの大きなご縁があった長野の醤油作りの「宮さん」が、いよいよ福島に移住して福島のお母さん達と醤油作りをする拠点を決められました。福島の二本松というところです。そして10年計画で、今まで米沢や福島で縁のあった福島のお母さん達を中心に、醤油作りコミュニティーを作っていかれるようです。この活動には、気持ち的に本当に救われました。皆様からお預かりした支援費も、この出会いと拡散のためにお役に立てたと思います。昨年の醤油作りの参加者の福島のお母さん達が次々と、この10年計画醤油コミュニティーの輪の中心となる決意をされていったからです。本物の発酵食品の微生物が、放射性物質の排出と免疫強化を助けますよう心から願っています。

このような活動にご賛同いただけましたら またぜひご支援をよろしくお願いいたします。                 (粟野路子)   

 

最近の支援活動のご報告(支援NO.は発足以来の通し番号です)

 NEW 支援NO.42 青空保育たけのこ 外遊びのためのワゴン移動   (福島⇔米沢)費用支援

   支援内容:福島県福島市から山形県米沢市へのワゴン車移動経費補助(ガソリン代、運転手さん人件費など)として 90,000

   支 援 先 :NPO法人青空保育たけのこ
   期      日 :2023年3月7日

コ メ ント :今年もたけのこさんを主な支援先に選ばせていただきました。福島で暮らす子どもの保養の必要性に一貫して取り組み、保育実践を継続していらっしゃる団体です。親の保養の必要性も感じ、クラウドファンディングを成功させ、民泊やカフェも立ち上げられました。カフェや民泊スペースが利用されて、保育だけではない目覚ましい交流活動が展開されています。2021年は「米沢品質AWARD」も受賞されました!しかし「職員さんの次のお給料をどうしよう」思う状況はいつでもかわらないそうです。今年度は「ひなた醤油つくり」の活動拠点としても大変お世話になりました。活動内容は以下たけのこさんのホームページからご覧ください。

  http://www.takenoko-aozora.org/

NEW支援NO.41 青空保育たけのこ ひなた醤油作り参加費支援

  支援内容:ひなた醤油作り ①園への補助4,000円 ②保護者、福島関連者の方へ参加費半額補助 11人×2,500円=27,500円 ①+②=合計31,500円 

   支 援 先 :NPO法人青空保育たけのこ

   期      日 :2022年4月24日

コ メ ント :長野のお醤油作りの職人さんが、東日本大震災の福島の原発事故の放射能対策に発酵による免疫強化で何かできないかとずっと思い続けていたのになかなかご縁がつながらず、今回10年目にしてやっと繋がり、たけのこさんで醤油造りが始まりました。園の玄関先で日に当てて発酵を促す「ひなた醤油」という作り方で、1年でできるとても美味しい醤油です。発酵食を摂ることが放射能の排出や免疫強化に効果があることはずっと言われてきましたが、心を寄せてくださる糀職人さん(醤油絞り師さん)との出会いのおかげで園を中心に福島の方達のさらなる健康増進が期待できそうです。1年かけて作る貴重な体験ができるとはいえ、醤油として最終的に手に入るのは1升5000円ということになるため、参加しやすいように半額支援をさせていただきました。

ご支援ありがとうございます!(2022年3月~)

小平市 小林さま

米沢市 内藤さま

台東区 有限会社イーズさま

町田市 曳地さま

南陽市 小林さま

米沢市 吉田さま

仙台市 荒井さま

所沢市 匿名希望さま

    2022.3.11   所感            

1)昨年度は嬉しいことがありました!出会いです!

3.11以来、福島のことをずーっと気にかけてくれていた長野の醤油作りの職人さんが、    10年めにして、福島の方々と大きくつながることができました。

 長野の「ひなた醤油研究所」の「宮さん」こと宮崎康英さんは、発酵食の日常的な摂取が免疫強化につながることから、厳選素材の手作りの発酵醤油を福島の親子に食べてもらいたいと常々考えてくださっていました。

 宮さんは、もともと15年間、酒蔵で働いていたそうですが、自分で醤油も手作りしていて、ある時、自作の醤油があまりにも旨くできたのをきっかけに、2016年からは転身して「ひなた醤油作り」を世に広めるようになったそうです。「ひなた醤油」とは、仕込み樽を太陽の当たるひなたにおいて何度か天地返しの世話をして1年でできる醤油です。私は醤油作りといえば、日の当たらない蔵の中で2~3年醸造するものかと思っていたので、日に当てて1年でできる醤油にとても驚きました。しかし、これが素晴らしく美味しいのです!

 宮さんは大豆を育て、醤油用の麹を作り、仕込んで、フネという器具で醤油を搾ります。昨年指導してくださったのは仕込みから搾りまでです。西日本では既にたくさんのファンの方がいるようですが、ご本人から福島への移住発言も飛び出し、これから先は福島のために情熱をかけていただけるようです。今年は米沢のほか、福島にも会場をつくり、醤油の量も15升から一気に45升に増やして取り組みます。福島のお母さん達も本当に喜んでいて、今後の展開が楽しみです。

「マゼンダ福島こども基金」では、主催の「青空保育たけのこ」さんと相談し、今年も、福島関連の方が初めて醤油作りに参加する場合は参加費を半額支援させていただく予定です。

原発問題はまだ全然終わっていません。

福島第一原発の廃炉について「終了時期を見通すことは不可能」と原子力規制委が発表しました(2022/3/2) 

引き続き是非ご支援をよろしくお願いいたします。

   福島第一原発の廃炉「終了時期を見通すことは不可能」原子力規制委  (テレビ朝日系(ANN)) -   Yahoo!ニュース

 

2)今までの経験が生かされたコロナワクチン問題

 2021年も新型コロナとワクチンで騒がしかったですが、福島近辺で3.11を経験した私は、色々なことからすでに「国は私たちの健康を守ってくれる気はないのではないか? こどもたちをちゃんと守ってくれないのではないか?」ということを感じていましたので(だからせめてこのような活動を始めたわけですが)、今回、新型コロナワクチン接種後の副反応や死亡事例に対して国が「関連性はない」という態度を取り続けることには、さほど驚きませんでした。3.11の時と同じだからです。

 しかし、新型コロナワクチンが国からこどもたちにも推奨されるに至ったとき、福島のお母さん達はまた敢然と立ちあがりました。テレビの情報だけを信じないで、自分でインターネットから情報を取って判断するようにとチラシを作って配ったり、新聞に意見広告を出すのに協力したり、「記録映画 ワクチン後遺症」上映会や、各種講演会や企画して呼びかけたりなどしています。 10年間こどもを守るために頑張ってきた福島のお母さん達のリーダーシップは本当に頼もしくて素晴らしいです。

 しかし、いったい現実に、どのくらいの人がワクチン被害で苦しんでいるのでしょうか?  テレビや新聞では報道されませんので、数字から類推するしかないのですが例えば日本の死亡者数は新型コロナが始まる前はこんな感じでした(人口動態統計より)

2017年 134.2万人

2018年 136.8万人

2019年 138.0万人

年初から新型コロナに見舞われた、2020年の死亡者数は

2020年 137.1万人 (コロナによる死亡者3459人) 

なぜか11年ぶりに減ったそうです。全国民で健康に気を付けた結果でしょうか?でも昨年は

2021年 145.2万人

と大きく増えているのです。これは2万人の死者を出した東日本大震災の2011年を超える数値で戦後最大だそうです。例年に比べて死者がどのくらい多いかという数値を超過死亡といいますが、2021年は9月の時点で超過死亡が6万人、つまり1月~9月の間に例年よりも6万人も多くの人が亡くなっていました。新型コロナによる死者は2021年は 1万4000人です。   それ以外の4~5万人の人はなぜ亡くなったのでしょうか? 自殺者数は悲しいながら昨年と同じ2万人でほぼ変わりません。では、死者が急に何万人も増えるような戦争や、あるいは東日本大震災を超えるような大災害が2021年にあったでしょうか?                  2020年と2021年の違いは何でしょうか?  2021年は2月からワクチン接種が始まりました。  そして今、ワクチン接種後の死亡の増加が疑われているのです。

 「泣いて生まれてきたけれど」という、人気ブログがあります。

 当初は原発や放射能のことを書いていらっしゃいましたが、今では「報告は氷山の一角!コロナワクチン接種後の副反応、死亡のツイートが多すぎて戦慄!」と題して、ニュースが取り上げない個人のツイートを定期的にまとめて提供してくださっています。貴重な情報源です。それを読むと、多くの類似した状況「新型コロナで亡くなる人は見たことがなかったが、ワクチン接種後に突然死した人を身近で知っている」というツイートであふれています。また「葬儀屋の友達、3代目社長が言ってました。創業以来の葬儀ラッシュ、しかも若い人とか健康だった人の突然死が多いそうですよ」とか「救急搬送 急激増加のデータ(要約:2/14~20の6日間の救急搬送件数、2019年の同時期と比較して全国では約5倍、東京は約8倍)」など、興味深いツイートもあります。副反応や後遺症に苦しむ本人の訴えもあふれています。一読をおすすめしますhttps://ameblo.jp/sunamerio/

 

今ほど流れてくるニュースをうのみにせず 情報を自分で調べて取りに行くことが必要な時はないかもしれません。

 ロシアとウクライナのことでも、私はまだ、なんとなく、日本のテレビのニュースは中立的な立場から報道しているような幻想をもっていましたが今回打ち砕かれました。ちょっと調べたら、日本のテレビのニュースは完全なアメリカ寄り、西寄りの報道でした(考えたら当たり前ですね)。アメリカが今までの均衡を超えてロシアに近い欧州各国に先に軍隊を配備して取り囲んで圧をかけていたとは知りませんでしたし、ドイツがロシアと天然ガスパイプライン「ノード・ストリーム2」をつないでエネルギーを買おうとしていたことも知りませんでした。今までもドイツはガスをロシアから買っていたようですがアメリカからも買っていたので、ロシアとの新しいパイプを稼働させたくなかったアメリカが、軍事的な包囲を狭めてロシアを追い詰めたとも言われています。追い詰められたロシアが事を起こして悪者になれば、世界から経済制裁がおこって、ドイツはロシアからエネルギーを買うどころではなくなるという訳です。パイプがもう完成しているにもかかわらずです。きっと違うところもまだたくさんあるとは思いますが、ちょっと調べただけでもこんなに全然感じの違う話になってしまいます。

 今はインターネットの時代、洗脳ばかりされてはいられません。一般のニュースを見る時は、どこの視点から作られた情報かを常に意識して、中立な情報はほぼないということを肝に銘じ、自分で情報をとりにいくこと、複数の視点を持つことが大切だと思います。そして誰かひとりを悪者にするのではない、共生の道を進みたいですね。

 長くなりましたが、2022年が皆様にとって少しでも明るい年になりますようにお祈りいたします(粟野路子)

                    

NEW支援NO.40 青空保育たけのこ 外遊びのためのワゴン車移動   (福島⇔米沢)費用支援

   支援内容:福島県福島市から山形県米沢市へのワゴン車移動経費補助(ガソリン代、運転手さん人件費など)として 70,000円

   支 援 先 :NPO法人青空保育たけのこ
   期      日 :2022年2月26日

コ メ ント :今年もたけのこさんを主な支援先に選ばせていただきました。福島で暮らす子どもの保養の必要性に一貫して取り組み、保育実践を継続していらっしゃる団体です。親の保養の必要性も感じ、クラウドファンディングを成功させ、民泊やカフェも立ち上げられました。カフェや民泊スペースが利用されて、保育だけではない目覚ましい交流活動が展開されています。2021年は「米沢品質AWARD」も受賞されました!しかし「職員さんの次のお給料をどうしよう」思う状況はいつでもかわらないそうです。活動内容は以下たけのこさんのホームページからご覧ください。

  http://www.takenoko-aozora.org/

 

  

 

ご支援ありがとうございます!(2021年3月~)

小平市 小林さま

台東区 有限会社 イーズさま

南陽市 小林さま

山形市 岩松さま

米沢市 内藤さま

仙台市 和田さま 

町田市 曳地さま

米沢市 吉田さま

仙台市 荒井さま

 2021.3.11   10年目を迎えて      所感       

2020年は 2011年に続き、災害年として歴史に残る年になりました。

 新型コロナウイルス感染症の世界的拡大(パンデミック)のためですが、 本当にあといくつ重なれば終わるのかと思ってしまいます。この10年間で地震、津波、原発事故から始まり 台風、豪雨、河川氾濫、伝染病・・・一人でいくつも多層的に被災されてしまわれた方もいらっしゃると思います。特にコロナは肉体的な負荷だけでなく、精神的、経済的といった社会的災害の側面があります。「見えないものとの闘いが原発事故の時と似ている」と語ってくれた方もいました。政府は自殺者が増えている状況をもっと重く見て、各被災者にきめ細やかに対応する行政をしてくれるよう望みます。

 
 昨年の所感を振り返ってみますと、東京オリンピックで福島をスタートとする聖火リレーの話題を扱っていましたが、まさか一年後の今も、リレーどころかオリンピック開催自体がはっきりしていないとは思いもよりませんでした。しかし、忘れている方も多いと思いますが、日本はもともとは2011年に発令された「原子力緊急事態宣言」が現在も解除されていない状況なのです。

五輪で福島を忘れさせようと…原子力緊急事態は今も」 小出裕章さんに聞く:東京新聞 TOKYO Web https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.tokyo-np.co.jp/amp/article/38847%3Fusqp%3Dmq331AQRKAGYAZO2_bDpl7n4lgGwASA%253D

 

事故から10年、廃炉遠く デブリは手付かず 東京電力福島第1原発(時事通信)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210307-00000011-jij-soci

原子炉を突き破って落ちていった溶けた核燃料の塊「デブリ」も 強い放射線を発し続けているため回収作業が難しく いまだ回収できていないのです。 

やっぱり緊急事態ですよね。

10年たってこの現実に向き合うのは本当につらいことです。

 この事後処理がまだ終わっていない強い放射線を放つ核燃料デブリからわずか数キロのところを「復興五輪」の聖火リレーは走ろうというのです。これは欺瞞というものではないでしょうか。

 私は招致の段階から日本でオリンピックを開催しようという発想自体に無理を感じていましたが、さらにコロナが加わったのにここまであきらめないというのは理解ができません。この先まだ自然災害だけでも地震、火山爆発、太陽パルスなどが予測されているのですから、このオリンピックに費やすエネルギーを、災害被害者支援や原発事故処理、そして体育間や公民館ではない、災害時の本気の拠点作りや、ネットワーク構築に投じてくれていたらと残念です。

 この10年、みなさんのご支援をいただきながら、ほんのわずかですができる範囲のことをさせていただいてきました。様々な災害が立て続けに起こる中ではありますが、毒性の半減期が30年ともいわれる原発事故の放射能漏れの問題は、原因物質が未回収であることと子々孫々までの影響を考えると やはり災害の親玉であり 長期に手が差し伸べられるべき事案と思います。

 今年嬉しかったのは、長野のお醤油作りの職人さんが、東日本大震災の福島の原発事故の放射能対策に発酵による免疫強化で何かできないかとずっと思い続けていたのに なかなかご縁がつながらず、今回10年目ににしてやっと繋がることができて「協力できる!」ととても喜んでくださっていることです。

10年続けた甲斐があったと思いました。

2021年に4月には、青空保育たけのこさんの園児と保護者の方を中心とした醤油作りの計画があり、ご支援をさせていただく予定です。このように人の思いが必要な人につながる瞬間に関われるのは本当にうれしいことです。ご賛同いただけましたら、ぜひまたご支援をよろしくお願いいたします。(粟野路子)

 

 

最近の支援活動のご報告(支援NO.は発足以来の通し番号です)

NEW支援NO.39 青空保育たけのこ 外遊びのためのワゴン車移動(福島⇔米沢)費用支援

  支援内容福島県福島市から山形県米沢市へのワゴン車移動経費補助(ワゴン車リース、ガソリン代、運転手さん人件費など)として 100,000円

   支 援 先 :NPO法人青空保育たけのこ
   期      日 :2021年2月24日

 コ メ ント :今年もたけのこさんを支援先に選ばせていただきました。福島で暮らす子どもの保養の必要性に一貫して取り組み、保育実践を継続していらっしゃる団体です。親の保養の必要性も感じ、クラウドファンディングを成功させ、民泊やカフェも立ち上げられました。しかし「職員さんの次のお給料をどうしよう」思う状況はいつでもかわらないとのお話でした。来年度は園児、保護者を中心とした醤油作りのへの支援が決まっています。活動内容はたけのこさんのホームページからご覧ください。

  http://www.takenoko-aozora.org/

 

ご支援ありがとうございます!(2020年3月~)

米沢市 勝見さま

山形市 岩松さま

町田市 曳地さま

山形市 辻さま 

仙台市 堀越さま

台東区 有限会社 イーズさま

米沢市 内藤さま

仙台市 和田さま

南陽市 小林さま

川越町 山下さま

米沢市 匿名さま

日進市 舟橋さま

仙台市 荒井さま

 

 2020.3.11   所感               

今朝、目が覚めて「ずっと続くと思っている自分の日常が、今日終わったら・・・」と想像しました。

今日一日でもいいから、一人でも多くの人がそのような想像して、被災者に手を差し伸べていただけたらと思います。地震被害、津波被害、放射能被害、どれもまだ癒えていません。「復興オリンピック」と騒がれていますが、特に放射能被害は終わりが見えていません。

吐き出された放射性物質はそう簡単に消えてくれないのです。そして水や空気の流れによってたまり場所が移動するものなのです。

【2019年新たにわかった危機、再汚染】

10月に上陸した台風19号ハギビスによる阿武隈川の大洪水は、洪水被害自体も大変なものでしたが、放射性物質のたまり場所も大きく変えてしまいました。

「福島汚染、台風後に拡散・・原発事故以前より1775倍の汚染地点も」 

http://japan.hani.co.kr/arti/international/35973.html

苦労を重ねて除染して落ち着いていた場所もあったでしょうに、言葉がありません。

台風や豪雨の激化により、私たちは再汚染の危険にも向き合わねばならなくなりました。

 

【復興オリンピック 福島の聖火リレーコースのこと】

このような中、「復興五輪」と称して福島の帰還困難区域の間近を聖火リレーコースに選んだり、まだ誰も人の住めない場所の駅を強引に復活させてまで常磐線の全線再開をアピールするのはいったい何のためでしょう。現地の人たちは、汚染土壌や汚染水の問題、避難者たちの問題がいまだ解決していないのに、Jヴィレッジからオリンピックの聖火リレーを始めることで、原発事故が終了したように思われることを大変危惧しているようです。

「オリンピックどころでねえ」聖火リレー出発地・福島、「復興五輪」に喜べず

https://www.afpbb.com/articles/-/3272421

福島の聖火リレーコースとその周辺の放射能測定をした貴重なビデオも紹介しますので ぜひご覧ください。

「大熊町オリンピック聖火リレーコース、県道35号線の放射能測定」(秋田放射能測定室「べぐれでねが」さん)

https://beguredenega.com/page-3589 

オリンピックの影で 福島の方々がさらに傷つくようなことだけは避けたいものです。ご賛同いただけましたら、ぜひまたご支援をお願いします。(粟野路子)

 

オリンピックの年までは続けよう!と9年やってきて思うこと

 今、話題は、なんといっても新型コロナウイルスですね。政府主催の「東日本大震災9周年追悼式」も中止になってしまいました。それにしても、政府のコロナ対応を見ていて、9年前の大震災から危機管理を学んだあとが全く見えない、と情けなく思うのは私だけでしょうか。

「検査数自体を抑える」ことで罹患者数を減らすような、国民の命を後回しにして体面ばかり気にした施策を、またぞろ繰り返しているように見えます。しかし今回は、放射性物質と違って体への影響はすぐにわかるので、「アンダーコントロール」と言って世界をごまかすことは難しいでしょう。CNN(アメリカのニュース放送)は3月5日

「日本のコロナ感染者は氷山の一角…実際は10倍」と放映したそうです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200307-00000007-cnippou-kr

政府の対応はダイヤモンドプリンセス号の対処にしても、2月27日の突然の休校要請にしても場当り的で、専門家からネットでかなり突っ込まれてしまいましたね。もう少し先読みの情報を国民に与えられないのか?」と思ってしまうのは、他国の素晴らしいやり方がネットで流れてくるからです。シンガポール首相のように、先行きの見通しを話してくれたら・・

「シンガポール首相の英語のスピーチを聞いて励まされた(日本語訳あり)」

https://note.com/kanikana/n/n49894138904d

台湾の大臣のようにITを駆使して情報を出してくれたら・・

「新型コロナ“神対応”連発で支持率爆上げの台湾」

https://dot.asahi.com/dot/2020022800078.html?page=1

9年前と違って今は情報源が豊富に、ワールドワイドになってきたのはいいところだと思います。日本の危機対応が賞賛されて世界をめぐるような日が来ることを切に願います。

 

 9年の間にIT, AIの発達で、本当に色々なことができるようになりました。クラウドファンディングもその一つです。クラウドファンディング(crowdfunding)とは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみです。途上国支援や商品開発、災害発生時の募金などにも活用されています。

9年前は募金先は限られていました。自分でも日本赤十字社など大きなところに募金しましたが、それがどう使われたかよくわからない、自分のお金がどのように役に立ったのかわからないもどかしさが残ったため、そこを見えるように意識して始めたのがこの小さな「マゼンダ福島こども基金」でした。

今は、過去に「マゼンダ福島こども基金」から支援実績のある団体様も、独自にクラウドファンディングをされているところも多いです。本当にいい時代になったな、と思います。ただしクラウドファンディングは目的に即した一時的なものなので、運営資金が常に入ってくる訳ではありませんので、今も活動団体様にはご苦労されているようです。

2019年の福島県は、台風19号の災害も想像を絶するほどひどく、大変気になりましたが、「マゼンダ福島子ども基金」の趣旨から外れず、支援してくださった皆さまのお気持ちが生きて、何に使われたかはっきりわかるような支援先を今回も選びました。詳細は下記をご覧ください。

 

最近の支援活動のご報告(支援NO.は発足以来の通し番号です)

NEW支援NO.38 青空保育たけのこ 外遊びのためのワゴン車移動

(福島⇔米沢)費用支援


 支援内容福島県福島市から山形県米沢市へのワゴン車移動経費補助(ワゴン車リース、ガソリン代、運転手さん人件費など)として 90,000円
  
 支 援 先 :NPO法人青空保育たけのこ

 コ メ ント :支援先が少なくなっていく中で、福島で暮らす子どもの保養の必要性に一貫して取り組み、保育実践を継続していらっしゃる団体です。親の保養の必要性も感じ、クラウドファンディングを成功させ、民泊やカフェも立ち上げられました。しかし「職員さんの次のお給料をどうしよう」思う状況はいつでもかわらないとのお話でした。活動内容はたけのこさんのホームページからご覧ください。

  http://www.takenoko-aozora.org/

 

ご支援ありがとうございます!(2019年3月~)

山形市 岩松さま

町田市    曳地さま

米沢市    匿名希望さま

台東区 有限会社イーズさま  

米沢市    内藤さま

米沢市    山木さま

仙台市    荒井さま

 

 

   2019.3.11   所感                          

 8年目の今日を迎え、私は3つのことを書きたいと思います。私は悲しんでいます。予想されていたこととはいえ、病気で苦しむ人や寿命を短くする人が現実に増えてきました。有名人に病気の話題が多いのは氷山の一角でしょう。原発事故の対応を誤り、そしてその後の対策を誤ったことが一因だと思います。
 

 最近よく聞く話として、定期検診をしていて元気だった人が、がんがみつかったらいきなりステージ4だったということがあります。高齢者でもです。通常がんは何十年もかけて進行していくと言われ、細胞分裂がもはや活発でない高齢者では、短期間でステージ4になるとは考えづらいのですが、最近本当によく聞くようになりました。                     

 私の実母は関東に住んでいましたが、がんを発症する2年前までは、健康にほとんど問題がなく、生命力にあふれ、百歳以上生きるのは確実と思っていましたが、その後ちょっと微熱が続き、背中が痛み、風邪かな?と思った時には、ステージ4の肺がんでした。医師は自分の見落としではないことを証明するために、2年前のレントゲン写真を引っ張り出して見せて「ほら、この時はきれいで何にもないですよね?」と母に言ったそうです。

 最近、他にもこのような例を聞きます。1~2年前のレントゲン写真を見せられて何も写ってないけれど、いきなりステージ4になってしまう高齢者。細胞分裂速度が弱まった高齢者をも、いきなりステージ4へ持って行くほどにDNAを切断し、細胞分裂をミスコピーさせ続ける原因は、放射性物質以外に考えられません。政府が花粉と言い張った事故直後のあやしい黄色い粉などの噂も根強くありましたが、このほど 九州大学などの分析により、原発事故で放出された核燃料粒子が土壌から初めて確認されたそうです。

https://blog.goo.ne.jp/uo4/e/27f5b2af4b75516da9c6b5fd6df230db

 そして2つ目、私は先日、胸の潰れるような
ブログを見ました。「食べて応援」した結果、家族中 様々な難しい病気になり、唯一お米を食べない外国人の夫だけが病気ではない、というご家族のブログです。このご家族は2015~2018年にかけて「食べて応援」を続けられました。長く一緒に暮らしてきた中で、家族の病気が同時多発する異常さと、病気になったご家族の唯一の共通点が米であり、外国人の夫が読む外国の新聞記事などから、内部被ばくによるものだろうと結論した、という痛恨の気持ちをつづられたブログです。経済優先で、食べ物の全品検査をしようとしない政府の策の被害者です。

http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/170.html  

 

 最後は 私自身が直接、福島市の方から伺った内容です(2018.11.28採話)ご自宅の周りの土壌検査のことです。2018年の土壌検査で8000ベクレルあったそうです。このご家族のご自宅は、事故後、除染を2回して、木は放射性物質をためやすいからと、庭の大好きだった木々も3分の2も採って、それでも今年8000ベクレルありました。政府や県、市、マスコミなどは空間線量は気にしますが、土壌検査なんかしない、だからこのご家族はずっと自費でやってこられました。

2015年 18000ベクレル(この時の空間線量は 0.27マイクロシーベルト)

2016年 15000ベクレル

2017年   5000ベクレル

2018年     8000ベクレル

減っているかと思ったら2018年にまた増えた、という訳です。家のまわりの道路のはき集めた土だそうです。独自に尿検査も受け、60代の夫婦には出なかったが、20代の娘の尿にはセシウムが検出されたので、やはりまずいとなって、娘さんは家を出たそうです。土壌検査結果を市役所に言ったが「こちらから言えないので、自分達で言ってください」と言われ、考えて町内会の班長さんに言ったが、結局、検査結果は回覧板ではまわされないことになったそうです。そのご家族に私は「住んでる人は本当のことを知らないんです。情報が伝わりにくいから、ぜひ伝えて下さい」と言われました。

関連記事「福島第一原発 放射性物質の放出量が前年比2倍に(2019/3/8NHK)」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190308/k10011839681000.html

 

8000ベクレル、これはよく聞く値です。原発事故後、政府が基準を緩くした放射性廃棄物の取扱い基準値であり、普通の産廃に捨ててよくなった値です。しかし事故前までは放射性廃棄物の濃度が1キログラムあたり100ベクレルを超える場合は、政府がお金をかけて特別な管理下に置き、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めることが法律で定められていました。世界基準は今でもそのままです。それを事故後、日本だけが、専用に封じ込める機能のない普通の産廃にも、8000ベクレルまで捨ててOKと法律を変えたのです。         

 しかも、驚くことに今度は、除染した汚染土を自動車道の盛り土などに利用しようというのです!「汚染土って、危ないから除染した土ではないの?」と小学生でも突っ込みが入りそうです。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201902/CK2019020202000136.html
 

ほかにもちょっと調べただけでも、

千葉県では房総半島の大福山で汚染土の投棄疑惑があり

https://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/70b7b1e2e768cba22811916d90e00025

広島県では企業の汚染土処理事業を広島県が許可したそうです。

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=510192&comment_sub_id=0&category_id=256
 

本来は囲い込み、人を近付けないようにしなければならない超危険物質なのに、本当に愚かな政策です。世界中が日本の狂気の沙汰を見ています。こうして8000ベクレルは日本中に広がってしまうのでしょう。             

 この状況に対しての私の答えは「適応できる体にするしかない」です。例えば動物で生体内で原子転換しているなどの説もあるようですが、人の体も元々無限の可能性を秘めています。エイズやエボラ出血熱などの不治と思われる病気でも、自己治癒で寛かいする人が今まで必ず現れてきました。私は、この環境で生き残れるように これからも自らの体のケア、癒しを始め、体内微生物など様々なことを希望をもって研究、習得していくつもりです。その中で保養については、チェルノブイリの昔から放射性物質を身体から抜く方法として唯一、結果が認められている方法です。引き続きご支援いただければ幸いです。(粟野路子)

 

支援活動のご報告(支援NO.は発足以来の通し番号です)

NEW支援NO.37 おもいで館保養 伝統行事と雪まつり

 場    所:山形県東置賜郡川西町 おもいで館
 期    間:2019年2月23日~24日 
 支 援 内 容: ①参加者19名の宿泊費(大人11名とこども8名×1泊)として

                       1100円×19=20,900円 

                       ②暖房費 一括 5,000円

                       ③バス代     30,474円

                      (車両賃貸料12,080円+運転費16,000円+ガソリン代2,394円)

                        ①+②+③=56,374円         

  主   催:NPO法人ふくしま30年プロジェクト チームおおぬき TEAM毎週末みんなで山形
 

  行動内容:
      
2月23日 雪遊び、伝統行事ヤハハイロに参加、交流会
        2月24日 地区の雪まつりに参加 親子そり競争、長靴とばしなど

  支援者一覧:
・7代先の子どもたちのために行動する会「マゼンダ福島こども基金」:宿泊費 暖房費 バス代
・たけの子保育園:りんご
TEAM毎週末みんなで山形:弁当

 

 参加者感想から:
 子供の感想

高いところからタイヤチューブ滑りに挑戦してドキドキ感が楽しかった。   落とし穴をつくって大人をはめて楽しかった。  雪板で滑ったのが楽しかった。ヤハハイロのお祈りや災やホラ貝の音が良かった。 お餅やお料理がおいしかった。

 大人の感想

 ・せっちゃん週末は大変お世話になりました!とっても楽しかったです! 玉庭地区の皆さんとせっちゃん達が、良き関係で、長年の繋がりのお蔭だな~としみじみ感じました。ありがとう!!また参加させてください(^o^)

 ・今回初めて、おもいで館の保養に参加させていただきました。家族全員、たくさん食べて、たくさん雪遊び、そして地元玉庭の皆さんのお祭りに参加させていただき、特にスノーモービルのチューブやボートで引っ張っていただいたのは初体験でとても楽しかったです。玉庭地区の方々との初日の交流ではもちつき体験・地区の方手づくりの干天菓子・お漬物など、交流もできたことが娘にとっても私達自身にとっても心温まるよき時間となりました。また来年も参加したいですし、おもいで館の夏の時期の保養もとても興味深いです。1泊2日の日程があっという間で、特に要望等はありませんが自分自身が風邪をひいていたので、次回参加の際は体調万全にして臨みたいと思います。

  チームおおぬきのともおさんせっちゃん、そして清水さんには娘が壊した夫のメガネを修理していただき大変助かりました。玉庭の方々、そしてひろぴーさんにも感謝申し上げます。          「マゼンダ福島こども基金」さんの助成もあり、家族3人おもいっきりゆき遊びと交流を楽しめました。こういった機会をまた作っていただけたら嬉しいです。

 

                              

ご支援ありがとうございます!(2018年3月~)

 
東京都 有限会社イーズさま 

 今年も本当にありがとうございます!より有意義な活動になるよう
 改めて肝に銘じます。


情報箱 ~気になる記事のシェア~   


① 福島県葛尾村で2016年生まれた赤ちゃん4人は全員女の子。さらに福島原発事故後に生まれた赤ちゃんを集計すると 男の子 15人女の子 36人で、女の子が圧倒的に多く生まれているhttp://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-1785.html?sp

② 福島県 慢性リウマチ性 心疾患 の死亡率は、全国平均の3.1倍
http://hokinet.jp/115.html

 

   2018.3.11  所感                           

昨年は人生の大事に合い、報告ができないまま終わりました。あっという間の1年でした。

支援者のみなさまには2年ぶりの報告となりますことをお詫びいたします

 

さて今、俳優の大杉漣さんの逝去から、世間ではにわかに突然死、特に心不全が話題になっているようです
 「有名人の突然死が増えていないだろうか?という疑問を検証する」http://tsunagitradeconsulting.com/archives/489391.htmlよると

2000年代 3名

2010年代 32名  と 2010年代は、2000年代の10倍以上の有名人が突然死により亡くなっており、2012年以降加速度的に増えているようです。 しかし原発事故後に心疾患の突然死が増える可能性は 2012年3月に既に指摘されていました。以下当時の記事の引用です。

 

「チェルノブイリ原発事故後、ベラルーシ住民の健康被害を研究してきたユーリー・バンダジェフスキー元ゴメリ医科大学長が19日、東京都内で会見し、福島第一原発事故の影響で高い線量が計測されている汚染地域では、全住民を対象に内部被ばく調査を徹底するよう訴えた。バンダジェフスキー博士は、チェルノブイリ原発事故の影響を調べるために、被曝した人体や動物の病理解剖を行い、体内臓器のセシウム137などの放射性同位元素を測定する研究を行ったことで知られ、セシウム137が、心臓をはじめとする重要臓器に影響し、子どもの突然死などを引き起こしていると指摘してきた。博士によると、心筋細胞は分裂しないためセシウムが心臓に蓄積しやすく、心電図の検査で、異常とセシウム蓄積量の因果関係が確認できるとしている。」「幼児は体重1キログラム当たり20~30ベクレルでも心臓のリズムを壊してしまう。50ベクレル以上だと突然死の可能性が高くなる。」「また、セシウムは、個々人が遺伝上抱えていながら、表面には発現していなかった因子に働き、出生前、あるいは大人になってから、障害を誘引する働きをすると解説。わずかな、セシウムであっても、人体に取り込むべきではないとの考えを示した。 」 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F1333 

 

「チェルノブイリ事故後に突然死した患者の剖検標本を検査したところ、99%の症例で心筋異常が存在することが明らかになった。とくに注目すべき所見は、びまん性(広範囲に広がっている状態)の心筋細胞の異常で、これはジストロフィー病変と壊死の形態をとり、毒作用が働いている証拠である」
  「(ベラルーシの)ミンスクの子どもの体内セシウム
137濃度は20ベクレル/キログラム以上であり、彼らの85%が心電図に病理学的変化を記録している東洋経済http://toyokeizai.net/articles/-/8864 

こちらの記事もご参考にしてください「ベラルーシーからわかる「放射能被害」の実態。がんや催奇性よりも心臓病や突然死のほうが問題だ。」 http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-464.html

 

バンダジェフスキー博士は、心筋にセシウムがたまることによる突然死について2012年に伝えにきてくれていたのです

そして事故後7年の今、バンダジェフスキー博士の言葉が思い起こされるような、心疾患の突然死が本当に増えてきたわけです。バンダジェフスキー博士が批判したように、日本の政策は、原発事故の世界的基本動作である「囲い込み」とは真逆に全国各地への「拡散」でした。震災がれきの広域処理をすすめて国土の汚染を拡散することからはじまり、高汚染地域と近隣の高速道路を新設して流通を加速し、食べ物には全品検査体制をとらず基準を上げてまで食べさせようとしています。いずれも「命を守る」観点からは理解できないものです。チェルノブイリでは食物用測定器を多数設置して自由に測れる環境にし、健康を守った村の例もあったそうです。日本ではむしろ急いで毒を拡散しているかのように見え、さらに原発事故自体が早く忘れられるように仕向けられているように見えます。その結果、日本では多くの人が 原発事故がなかったらまっとうしたであろう寿命を縮めることになるのでしょう。死亡がニュースになる有名人だけではないはずです。

3.11  この日だけでも もう一度 現実をちゃんと見ましょう。

 

①私達の住む空間には、「放射線(遺伝子を切るナイフのようなもの)」がまだたくさん出ています。これは事実です。冒頭の毎日新聞空間線量の比較地図中で、明るい水色の部分は外国では人に退去を求める地域です。0.3マイクロシーベルト毎時でウクライナ軍もアメリカ軍も撤退です。地図では東北だけ出ていますが関東まで同じでしょう。

 

②空間被ばくよりも もっと致命的な内部被ばくに気をつけなければなりません。セシウムやストロンチウムを体に取り入れないように食べ物に気をつけるべきです。

 

③原発事故の後処理が終わっていません。1~3号機の原子炉で2018年の今やっとデブリ取り出し方法の検討がされているところで、
 最速でも廃炉完了まで2041~2051年とのことです。それまではフレッシュな放射性物質が漏れ出る危険があります。

④2018年3月「セシウムボール」発見。福島県内の川で目に見える大きさの放射性物質の「粒」が新たに確認されていたことが分かりました。溶けて薄まっていくはずのセシウムが予想外の形で溶けずに残っていたのです。未曾有の大事故では、まだ知られてない未知の危険があるかもしれないことを肝に銘じましょう。

 

 

そして個人的には今、この環境下では、自分や家族を守っていくには「体を強くしていくしかない」と思っています。強くするために、体に住む微生物のことや排出の観点から学んだり実験しているところです。

疲れすぎないように休息をとることもとても大事です。わが子達を含めた子供達に何ができるか、本当に重い課題です。

「保養」はチェルノブイリの時から効果が認められている方法です。子供達の保養のためにご賛同いただけましたら、ぜひまたご支援をお願いします。(粟野路子)


最近の支援活動のご報告(支援NO.は発足以来の通し番号です)

NEW支援NO.36 青空保育たけのこ 外遊びのためのワゴン車移動
(福島⇔米沢)費用
支援


 支援内容福島県福島市から山形県米沢市へのワゴン車移動経費補助(ワゴン車リース、ガソリン代、運転手さん人件費など)として 100,000円
  
支 援 先 :NPO法人青空保育たけのこ

 コ メ ント :事故後7年、支援先が少なくなっていく中で、福島で暮らす子どもの保養の必要性に一貫して取り組み、保育実践を継続していらっしゃる団体です。親の保養の必要性も感じ、2018年は宿泊事業(民泊)も立ち上げるそうです。放射線で疲れた体には、とにかく保養しかありません。その件について2018年3月26日からクラウドファンティングを開始するそうですので、ご賛同いただける方はどうかそちらにもお願い致します。たけのこさんのホームページからご覧ください。
 https://www.facebook.com/aozoratakenoko/
  http://www.takenoko-aozora.org/




追記 2017年4月26日                        

私事で申し訳ありませんが、

4月10日と4月17日に母と父が相次いで亡くなりました。

報告書等については もう少しお時間いただきたいと思います。 宜しくお願い致します。
 

ご支援ありがとうございます!(2017年3月~)

 山梨県北杜市大泉のある飲食店さま
 (お店で集めていただいたそうでありがとうございます!皆様によろしくお伝えくださいませ)

  東京都 有限会社イーズさま

 ナイトウさま

 

 

    2017年3月11日 所感 (第1稿)          
 

支援者の皆様、閲覧してくださる皆様へ。

いつも「マゼンダ福島こども基金」にご支援をいただきありがとうございます。

 私事ですが、2017年2月半ばに、離れて2人暮らしの私の80代半ばの両親が急に

2人とも倒れたのをきっかけに、今、看護や今後の暮らしの対応に追われております。

 いつも支援者さまにこの時期にお送りしているマゼンダ福島こども基金の報告書、および、

この所感などの掲載が遅れており、お詫びいたします。

3月中にはできると思います。お許しくださいませ。

 なお、福島から山形への自主避難者の方の中には、

今月末に住宅補助が打ち切られるために、お子様を連れて福島への帰還を

選択せざるを得ないかたも現実に多くいらっしゃいます。

家族分断の多重生活に疲れ、汚染への不安、避難しなかった家族、住民からの自主避難者への

態度の不安など、多くのストレスを抱えてかえられます。治安も悪くなっていると聞きます。

マゼンダ福島こども基金では、被災地のこどもの健康を主軸に、ご家族の心身の健康に少しでも

手助けできるよう、これからも活動を続けてまいります。

ご支援をよろしくお願いいたします。(粟野路子)
 


最近の支援活動のご報告(支援NO.は発足以来の通し番号です)

NEW支援NO.35 青空保育たけのこ 外遊びのためのワゴン車移動
(福島⇔米沢)費用
支援


 支援内容福島県福島市から山形県米沢市へのワゴン車移動1往復にかかる経費(ワゴン車リース、
  ガソリン代、運転手さん人件費など) 1日@15000円×10日分=150,000円

  
支 援 先 :NPO法人青空保育たけのこ

 コ メ ント :「事故後ものびのびと外で遊ばせたい、福島ではできない自然体験をたくさんさせてあげたい」との思いでワゴン車による移動保育を継続していらっしゃる保育園さんです。外遊びの様子、畑の体験などの様子はたけのこさんのホームページからご覧ください。
 https://www.facebook.com/aozoratakenoko/
  http://www.takenoko-aozora.org/

 

 

NEW支援NO.34 万能酵母液作り方講習会 経費支援

 場    所:山形県米沢市 伝国の杜 会議室
 期   間:2016年10月7日
 支援内容:会場費一式 22,318円 + 資料・チラシ印刷費一式 10,200円=32,318円
  
主   催:7代先のこどもたちのために行動する会

 コ メ ント :首都圏を中心に1万人以上の愛用者がいる万能酵母液の生みの親 堂園 仁さんを講師にお迎えして参加者32名で開催しました。万能酵母液は人体の微生物環境の中でリーダーシップをとるような酵母で、DNAを正常に戻すといわれています。またもうひとつの重要な菌、納豆菌は、RNAに作用し、細胞の再生速度を3倍にもするといわれています。この2つを使うことで、様々な結果がでているようです。余談ですが、私(粟野)の家の老犬も手の施しようがないといわれた末期がんの状態から、様々な生活の質が目に見えて回復中です・・!米沢の使用者にはデトックス効果なのか、人が変わったように若返った方も出ました。放射能状況が変わらない中、大変希望のある話かと思っています。

 

NEW支援NO.33 おもいで館保養(たけの子自然学校5月)

 場    所:山形県東置賜郡川西町 おもいで館
 期   間:2016年5月3日~5日 
 支援内容:参加者総勢30名中、宿泊費計22人分(大人1名とこども6名スタッフ4名×2泊) 
                   として @1100円×22=24,200
 
  
主   催:NPO法人青空保育たけの子、チームおおぬき
  行動内容:
      
5月3日(火)10時~おもいで館受付。 始めの会。カレーライス作り。
                          自然観察(散歩)温泉入浴。夕食  
       5月4日(木)朝食。お弁当作り。里山ハイキング。昼食。温泉入浴。
                         夕食(ねじりパン・スープ)作り。映画「かすかな光へ」上映会
       5月6日(火)
朝食(ねじりパン・スープ)。お掃除。 ふりかえり 11時終了

 

  支援者一覧:

・7代先の子どもたちのために行動する会「マゼンダ福島こども基金」:宿泊費
・福島を支援する明大土曜会:資金・参加
・おもいで館活用委員会:交流
・(株)パル・ミート:ソーセイジ・ハムの提供
・ほよ~ん相談会子どもローテーション保養避難者データベース:PR
・ひとなるグループ:「火酢かな光へ」上映用DVDの無料貸与(復興支援)

 

 感想抜粋:

ねじりパン美味しかった。
・お花を植える体験が出来て良かった。
・ホコリアレルギーなのですが、おもいで館は全然ホコリっぽくなくて良かったです。
・食器洗いに、お掃除に使われているEM菌との出会いなど新しい出会いがあって良かった。
・子どもたちがやりたい事を見つけて挑戦できて良かった。                         
             

 

情報箱

 ①福島県南相馬市 法令の640倍の汚染地に戻される住民の悲痛

  (2016年7月14日 女性自身)http://kodomozenkoku-news.blogspot.jp/2016/07/640.html

 ②福島県小児科医会が甲状腺検査縮小検討を要望「これまでの検査で甲状腺がんが多く発見され県民に不安」
    (2016年8月26日) http://this.kiji.is/141480622388215816

 ③茨城県北クロダイ、再び出荷自粛 セシウム基準超え(2016年10月12日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201610/CK2016101202000193.html


④福島の甲状腺検査 評価部会長が辞表 「放射線の影響考えにくい」に疑問


 

    2016年3月11日 所感  「3代先は・・・」        
 

 いつも「マゼンダ福島こども基金」にご支援頂きましてありがとうございます。
おかげさまでこの一年で、延べ66人の方に保養のための支援として計134,000円の支援をすることができました。あらためてお礼を申し上げます。詳しい報告と参加者からいただいたお礼の言葉などは下記の報告をご覧ください。

 福島のこどもの甲状腺がんは現在166人になりました。昨年の今頃の117人から49人増えたわけですが、これは実にとんでもない増え方です。通常こども(18歳以下)が甲状腺がんにかかる確率は100万人に1人。一方、福島の18歳以下のこどもの数は36万人くらいですから、確率的には本来、甲状腺がんにかかるこどもは1人いるかいないか位なはずです。実際2008年には0人でした。
それがこの5年で166人に増えたのです!それなのに県は「放射線の影響については『考えにくい』」と評価しています。それではこの現象は何のせいなんでしょうか。なぜ福島県では世界最速の勢いでこどもの甲状腺がんが増えているのか?放射線の影響でないとしたら、福島県は、国は、この異常事態の原因を直ちに探ってこどもを守る対策をしなくていいのでしょうか?不思議なことだらけです。

さらにいえば、こどもの健康悪化は甲状腺がんだけではありません。

「マゼンダ福島こども基金」は、「こんな状態を見ているだけではつらい、自分も何かしたい、でもボランティアの時間はとれない」そういう人たちと現地を結ぶための基金として誕生しました。チェルノブイリ事故の時に有効性が明らかになった「転地保養」方法を主に支援しています。たよりにしてくれるグループもあるので、これからも隣県のこどもを守るためにできることを続けていくつもりです。


 震災、原発事故から5年を迎えるわけですが、だんだん情報が表に出てこなくなったと感じています。5年も前の災害について忘れてしまっている人がいても無理はないのかもしれない、そんな出来事が最近ありました。

 先日久しぶりに会った友人が「実は甲状腺の病気になって・・」というので、食べるものに気をつけているか聞くと「最初の1年くらいは気をつけていたけどもう大丈夫なのかと思っちゃってた」と答えました。

 私は「放射性物質は今も漏れ続けていて、ずっと消えないで放射性のチリとしてそこらを舞っているから呼吸してるだけでも入ってくるし、これから日本で生きていくなら『風の谷のナウシカ』の世界と同じように、毒の世界で生きていく覚悟と知恵がなければ家族や自分を守れないと思うよ」と言いました。 

 食べ物では、放射性物質は生長点にたまりやすいので生長点を食べる春の山菜やたけのこに注意、土壌からカリウムを集めるキノコも カリウムとよく似たセシウムを集めるから野生のものは特に注意、ジビエブームのようだけれどもシカやイノシシはそれらを山でよく食べているのでかなり注意、汚染水が流れ続ける海の魚や、山の汚染を洗い流した雨を引き受ける川の魚も注意・・・こどもの体に放射性物質が入れば生殖器(これも生長点)にたまりやすく、そこで遺伝子を切り続けることになるので、その子が病気にならなかったとしても次の世代には異常が起きやすい・・・そのような話をすると、「まだ終わってなかったんだね」とその人はいいました。

 そう、数年で汚染が終わっていたらどんなによかったでしょう!終わったのは、大量の毒が出てしまう前の世界の方です。私たちは新しい生き方を模索しなければなりません。「何万年も続く毒ならいっそ忘れることにしよう」なんて無責任なことはできないのです。

 先日「マゼンダ福島こども基金」の母体である「7代先のこどもたちのために行動する会」のことを「10代先のこどもたちのために行動する会」と書いてきてくださった方がいましたが、期待の重さに思わず唸りました。しかし、現実的にはまず3代めが生まれるかどうかです。チェルノブイリの原発事故では事故当時こどもだった人(1代目)のこども(2代目)は消化力が弱く体格が小さくなる傾向があり、さらに不妊の傾向があることがわかっています。子ども達の体からできるだけ放射性物質を抜かなければなりません。
 今年度も福島のこどもたちの放射能被害をすこしでも押さえるため活動していきます。ぜひ続けてご支援のほどお願い申しあげます。(粟野 路子) 


ご支援ありがとうございます!(2016年3月~)

 さいたま市 薄井さま
 
山形市 辻さま
 米沢市 内藤さま
 所沢市 匿名希望さま
 
仙台市 和田さま
  横浜市 小林さま
  東京都 有限会社イーズさま
 山形県 岩松さま
  町田市 土屋さま
 町田市 冨江さま
 石巻市 小野さま
 八王子市 本澤さま
  南陽市 小林さま
  白鷹町 松田さま
  米沢市 勝見さま
 
鈴鹿市 簗瀬さま

  米沢市 吉田さま

 福島県 目黒さま
  三重郡 山下さま

 鈴鹿市 簗瀬さま

 

 

ご支援ありがとうございます!(2015年3月~)
 山形市 辻さま
 仙台市 和田さま
 山形市 岩松さま
 阿賀野市 井上さま
 鈴鹿市 簗瀬さま
 さいたま市 薄井さま
 三重郡 山下さま
 南陽市 小林さま 
 八王子市 本澤さま
 世田谷区 有限会社イーズさま
  米沢市 吉田さま
 米沢市 緑川さま
 白鷹町 菊地さま

 鈴鹿市 簗瀬さま
 米沢市 勝美さま
 石巻市 小野さま
 町田市 冨江さま
 町田市 土屋さま
  鈴鹿市 簗瀬さま

 三重郡 山下さま
 三鷹市 上村さま
 福島県 目黒さま

 


最近の支援活動のご報告(支援NO.は発足以来の通し番号です)

NEW支援NO.32 おもいで館へ行こう!~雪まつり~

 場    所:山形県東置賜郡川西町 おもいで館
 期   間:2016年2月27日~28日 
 支援内容:参加者総勢42名中、宿泊費計16人分(4家族大人4名とこども8名スタッフ4名×1泊) 
                   として @1300円×16=20,800
 
         他26名(福島市御山学童クラブの児童20名とスタッフ6名)は別団体支援

 主   催:3団体共催 チームおおぬき NPO法人青空保育たけの子 NPO法人シャローム
        災害支援センター
  行動内容:

    27日    8:30 福島国体記念体育館 出発
          10:30 おもいで館 到着
          12:00 昼食
                     13:00 雪遊び
                     16:00 ピエロパフォーマンス
          17:00 伝統行事ヤハハイロ
          18:00 交流会 もちつき
                      ~入浴 まどかの湯
          21:30 就寝

         28日   7:00 起床
                       7:30 朝食
           8:00 掃除
           9:00 雪まつり(四方山館)スノーモービル
                     12:30 昼食
                     14:00 現地解散
                     16:00 福島国体記念体育館 到着




*当初ゴールデンウイークに支援を予定していた須賀川のサッカーチームは先方の予定が変更になりました。そこで保養を別途計画されていた新潟の保養プロジェクト(支援NO.30)に支援先を変更いたしましたのでご報告いたします。

 NEW支援NO.31 おもいで館へ行こう!~春を楽しむ~

 場    所:山形県東置賜郡川西町 おもいで館
 期   間:2015年5月3日~5日 
 支援内容:宿泊費計32人分(4家族12名とスタッフ×2泊)として 
 @1100円×32=35,200
円 

 主   催:たけの子自然学校、チームおおぬき共催
 コ メ ン ト:福島市在住の大貫ご夫妻は3.11直後から今まで、継続的に子供たちの保養を気に
         かけ実行していらした草分け的存在です。今後もさまざまな団体とのコラボレーショ
                   ンでリーダーシップをとって行っていただきたいと思います。 

 主催者より支援者の紹介:

・7代先の子どもたちのために行動する会「マゼンダ福島こども基金」:宿泊費

・福島を支援する明大土曜会:保養全般、(食糧、資金、行事)

・おもいで館活用委員会:行事、おもてなし、交流

・パルミート(村山市):ウィンナー

・玉庭いこいの里:石割桜、立岩山荘利用

・「こっからネット」福島に梅干しを送ろう!プロジェクト(兵庫県、篠山):梅干し

・子供たちを放射能から守る福島ネットワーク:PR

・「サントリー・SCJフクシマススムプロジェクト」福島子ども支援NPO:マイクロバス運行

 参加者コメント:

  子どもの感想より(抜粋)~

・自然がいっぱいで良かった。

・おじさんと野球が出来て良かった。

・2日目に友達になれて良かった。

 大人の感想より[抜粋)~

・子どもと遊ぶ機会が多くて、良かった。

・自由時間が多くてよかった。

・ハイキングが楽しかった。

・子供が良く遊び手伝いもいっぱいしてくれて、家では見られない様子を見ることができとても良かった。

・親同士でも子供同士でも友達になることができた。

・二泊だとゆとりがあって、楽しくて良かった。

 

NEW支援NO.30 新潟保養プロジェクト2015ゴールデンウイーク

 場    所:新潟県新潟市
 期   間:2015年ゴールデンウイーク期間
 支援内容:現地までの交通費支援
        交通費13000円×6家族=78,000円

 主   催:潟保養プロジェクト コ メ ン ト:新潟保養プロジェクトさんは、プロジェクトで所有のアパートをお持ちで、アパートを提供したら、あとは家族で自由にお過ごしくださいというスタイルの保養支援団体です。今回はそこに泊まれる負担の少ないご家族ではなく、滞在費が発生する旅館にお泊りのご家族、6家族への交通費補助という形で支援させていただきました。少しでも多くのご家族を保養に誘うことができたと主催者さまにも喜んでいただけたようです。参加者のコメントもいただきました。

 参加者コメントより:

マゼンダ様  まだ食材を厳選したり、外遊びを気にしながら生活していました

今回の補助を受けて、思いっきり新潟市の公園3つを満喫させていただきました。

子ども達は遊具で遊んだり、サッカ-をしたり思いっきり体を動かすことができました。

有り難かったです。本当にありがとうございました」

「福島県桑折町在住です。このたびは大変お世話になりました。

 おかげさまで、福島潟に面した菱風荘にて、親子でリフレッシュすることができました。

(中略)震災から4年が過ぎ、震災直後は多数あったこども保養支援も少なくなってしまいました。

そんな中こういった支援を継続いただいている新潟保養プロジェクトさん、マゼンダ福島こども基金さん、

ありがとうございます。また、募金等支援をいただいている全ての団体、個人の方々に御礼申し上げます。

 ふくしまに住む我々を日本が、世界が見守っていることに感謝いたします。

このたびは、本当にありがとうございました。」

 



 

   ~みなさん、ご支援よろしくお願いします~

    2015年3月11日 所感 (支援者の皆様へ)       
  いつも「マゼンダ福島こども基金」をご支援賜り誠にありがとうございます。
2014年度は、大変厳しい年になりました。福島県のこどもの甲状腺がんは人類史上例をみない早さで増えている(本来100万人に1人程度の発症のところ、250~300倍の発症率)というのに、日本政府は因果関係を認めず、むしろ修学旅行を福島に積極誘致する決定を下しました(2014/6/23)。全国からこどもたちが福島に観光に来るのです。それにより、福島在住で保養の必要があるこどもたちが、保養に出づらい状況になりました。2014年夏以降、一般の自発的な保養の支援の申し出が極端に少なくなりました。でも放射能は簡単になくなってくれないので、健康問題はそこにあるままです。秋以降、活動をどのようにしたらよいか悩みましたが、大手メディア以外からの情報収集の場として、もう一度、講演会の開催支援が必要と結論しました。2/28の野呂さんの講演会のあとは、「定期的に講演会をしてほしい」という意見が多数よせられ、連絡先として名刺を置いていかれる方もいらっしゃいました。本当に情報を欲しがっていると感じました。大手メディアの流す情報だけを受け身で聞いていると、まったく入ってこない情報も多々あります。
国連が「日本では福島原発事故後『健康である権利』が侵害されている」と発表しているのをご存じでしたか?
私も最近知りました。どうか多くの人が判断をいったん脇に置き、自分から情報を集める行動を始めてほしいと思います。大人がしっかりしないと、こどもたちを守ることはできないのです。以下の「参考情報サイト」もぜひご覧ください。今年度も福島のこどもたちの放射能被害をすこしでも押さえるため活動していきます。ぜひ続けてご支援のほどお願い申しあげます。(粟野 路子)  

 

  参考情報サイト~ご存じですか?  

国連が「日本では福島原発事故後『健康である権利』が侵害されている」と発表
http://ameblo.jp/sunamerio/entry-11935428468.html

国際医師会議 日本政府に「福島の県外でも甲状腺検査を強化すべき」と指摘http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5767.html

台湾政府 福島、茨木、栃木 群馬 千葉の全ての食品に輸入停止
http://ameblo.jp/whitefood/entry-11954256386.html



福島県の「急性心筋梗塞死亡率」が全国一位で全国平均の2.4倍に
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-17306

 

 放射能汚染・政府対応 「ウクライナと日本の比較」
http://tanakayu.blogspot.jp/2014/08/blog-post_22.html
 

 IPPNWドイツの医学者が「日本政府の被曝対策は受け入れがたいほどひどい」と指摘
http://no-border.asia/archives/20064(見られなくなってしまいました)

「SOS!!フクシマの母親から・・・」保養について⑤
http://ameblo.jp/masa219koro/entry-11801715507.html




 


 

 

ご支援ありがとうございます!(2014年3月以降~)
 村山市 高橋さま
 山形市 辻さま
  富士見市 谷口さま
  さいたま市 薄井さま
 鈴鹿市 簗瀬さま
  石巻市 小野さま
 三重郡 山下さま
  横浜市 小林さま
  八王子市 本澤さま

  三鷹市 上村さま
  鈴鹿市 簗瀬さま
  鈴鹿市 簗瀬さま
  鈴鹿市 簗瀬さま
  三重郡 山下さま
  福島県 目黒さま
  Power For Japan 3.11の会さま
  東京都 土屋さま 
  東京都   冨江さ

  鈴鹿市 簗瀬さま
  鈴鹿市 簗瀬さま
  鈴鹿市 簗瀬さま
  鈴鹿市 簗瀬さま
 三重郡  山下さま
  鈴鹿市 簗瀬さま



 

 



支援NO.29 チェルノブイリへのかけはし野呂美加さんお話会
 
場    所:山形県米沢市 伝國の杜 大会議室
 期   間:2015/2/28 10:00~14:00
 支援内容:NPO法人「チェルノブイリへのかけはし」代表 野呂美加さんの招へい支援。
        
        会場費14,850円、プロジェクタ3080円、講師交通費61,250円(北海道より)
        宿泊費2泊計11,200円 薄謝20,000円 計110,380円 

 主   催:7代先のこどもたちのために行動する会 
 コ メ ン ト :放射能に対する関心が薄れてしまっている中、最新の情報を得るために
        野呂さんの講演会を企画。参加者大人37人こども12人。大変評判がよく
        定期的な開催を求める声が多かった。みな情報が欲しいのだと感じた。
  
 

 参加者のコメント
      「こういう講演会を定期的にやってほしい」「知らないことがたくさんあり勉強になった」
      「またやってほしい」「こんなにはっきり言ってくれる人ははじめて。また話が聞きたい」

 
 



 

 支援NO.28 2014 放射能測定費用援助
 
測定場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」周辺
 期   間:2014/4/20~5/22
 支援内容:保養活動拠点「おもいで館」周辺の山菜を放射能測定
        NPO法人CRMS市民放射能測定所福島へ支払の測定費計11000円を支援。
        コシアブラが大変高い結果となり、その後の保養活動に活かされました。    

 主催:大貫友夫、節子


品目 ふきのとう よもぎ コシアブラ こごみ
採種日 4月20日 5月4日 5月9日 5月18日
検査日 4月21日 5月8日 5月11日 5月22日
採取地 おもいで館 おもいで館 上和合 上和合
セシウム134 不検出 不検出 23.0Bq/kg 不検出
検出限界放射能 (0.77Bq/kg) (0.41Bq/kg) (5.25Bq/Kg) (1.43Bq/kg)
セシウム137 1.28Bq/kg 不検出 57.8Bq/kg 1.37Bq/kg
検出限界放射能 (0.81Bq/kg) (0.53Bq/kg) (5.82Bq/kg) (1.36Bq/kg)
合計 1.28Bq/kg 不検出 80.8Bq/kg 1.37Bq/kg

 

支援NO.27 おもいで館へ行こう!~夏まつり~ 
 
場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2014/7/19~7/21
 支援内容:施設利用費8人分(こども3人、スタッフ含む)として @1100円×2日分×8 16,500円
 主催:大貫友夫、節子
 

 

 東京からのボランテイアスタッフの方の感想より:

  今年の「玉庭夏まつりand福島の子ども保養」は、私ども明大土曜会にとっても良かったです。
  ・いろんな団体が夏祭りを、その団体の持ち味で盛り上げるという手づくり感と全体感
  ・子ども保養をする合間のスタッフと支援者の自然体での会話
  今回の試みは得難いものだと思います。
  

 

支援NO.26 おもいで館へ行こう!~春を楽しむ~  
  
 
場所:
山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2014/5/4~5/6
 支援内容:施設利用費44人分(乳幼児3人、こども18人、スタッフ含む)として、うち 
 ①2泊参加者31名 @1100円×2×31=68,200
円 ②1泊参加者7名 @1100円×7=7700円
 ③日帰り3名@500×3=1500円 (乳幼児無料) ①+②+③=77,400円
 
 
 主催:大貫友夫、節子
  
  

 【主催者より】
  今回も、宿泊費をご支援いただきありがとうございます。
 おかげさまで、2泊3日の保養プログラムを無事終えることが出来ましたので
 御礼申し上げます。
  自然豊かな玉庭で、家族の交流、参加者同士の交流はもちろん、
 4日の夕食は地元の方の手 作りお料理を持ち込んで頂き、
 ご一緒に食事することで交流をできました。参加者にもとても刺激になったようです。
  また、天候にも恵まれ、玉庭いこいの里の満開の石割桜見学、野草摘み、
 子ども参加の調理、手作りお料理いろいろ楽しく出来ました。
  2泊3日は時間にゆとりがありますね、のんびりと自由遊びも出来最後の日は、
 お掃除もしっかり出来ましたし、ふりかえり反省会も出来ました。    
                                      チームおおぬき 大貫友夫、節子

   【今回の支援者の皆様】

  ・7代先の子どもたちのために行動する会「マゼンダ福島こども基金」:宿泊費

  ・福島を支援する明大土曜会:保養全般、(食糧、資金、行事)

  ・おもいで館活用委員会:行事、おもてなし、交流

  ・パルシステム:洗剤石鹸(台所用、洗濯用)

  ・パルミート(村山市):ウインナー作り体験、ハム、ソーセージ

  ・(株)しぜん村(北会津町):大豆,ナス、枝豆

  ・玉庭いこいの里:石割桜、立岩山荘利用

  ・「こっからネット」福島に梅干しを送ろう!プロジェクト(兵庫県、篠山):梅干し

  ・青空保育「たけの子」:行事参考、手伝い

  ・子供たちを放射能から守る福島ネットワーク:PR

 

  【参加者の感想より】

  ・子ども達にソーセージなど手作り体験を沢山させてもらった(ソーセージが絶品!!)。7人

  ・お婆ちゃんの郷土料理美味しかった。7人

  ・自然が豊かでのびのび遊べた。4人

  ・地元の方やスタッフとの夕食や、お話聞けたり交流出来て良かった。3人

  ・子ども達が他の家族の子ども達とすぐに仲良くなり、交流できた。2人

   ・同じ福島の方とお話する機会ができた。

  ・世話人、地元の方、支援者のたくさんの方々支えられて、楽しく保養することが出来、

   充実したGWを過ごすことが出来た。

  ・たのしかったパンづくりたのしかった。ごはんおいしかった(4才の子の自筆)


支援NO.25 第5回いのちキラキラ希望の風フェスタ   
 

 場所:新潟県阿賀野市
 期間:2014/4/26~4/27
 支援内容:施設利用費 ①日帰り51人分(大人18人(ボランティアスタッフ含む))として
 @600円 ×18=10,800円  ②宿泊80人分(幼児18人無料、子ども22人+大人40人
 (ボランティアスタッフ含む))として
@2000円×62=124,000円  計=①+②=134,800円
 主催:希望の風フェスタ実行委員会



 

           2014年3月11日  所感。 
なんにも「収束」してない。
3年たっても建屋をきちんと覆うことさえできないで、空気に海に、新しい放射能を流し続けることになるなんて。3月に爆発して「遅くとも9月には覆いができるらしい。半年のガマン」そう思ったのがどんなに甘かったか。初動が悪かったのだろうか。今からでも遅くない、全世界の知恵と力を借りてどうにかすべきだ。これ以上毒を流し続けてはならない。

日本は食品の流通規制をしなかった。震災瓦礫を「痛み分け」と称して受け入れ燃やした。放射性物質は焼くと細かくなって、体に入りやすくなる。チェルノブイリの教訓はほとんど活かされなかった。日本のほとんどの場所で被曝することになるだろう。空気から。食品から。そしてそのうち地下水から。住む場所によってうっすらと被曝するか、激しく被曝するかの違いだけだ。

激しい被曝の地、福島から逃げられる世帯は逃げた。福島に暮らさざるを得ない人達もいる。こどもたちもいる。爆発的な小児甲状腺がんの増加、原因のよくわからないこどもの突然死、不調を訴え保健室登校するこどもの多さ、こどもの心療内科は何ヶ月も先まで予約がとれない…いろいろな情報が入ってくる。メディアには載らないが。

娘の通う中学校でも去年一人変死した。野球部のキャッチャー、舞い上がったほこりを一番吸いやすいポジション。福島にも試合にいっていた。3年の夏休みの終わりに福島の湖で背の立つところで溺死(?)いったい何があったのか。

こどもたちに、どのように生きていけと教えたらいいのか。
免疫力をあげること、メンタルを強くすること、食べ物を選ぶこと、そんなことしか思い浮かばない。

でもまずは、福島のこどもたちを救わねば!
みんな忘れないでください!チェルノブイリより過酷な放射線環境下に、日本のこどもがまだたくさんいます!チェルノブイリよりはやいペースで小児甲状腺がんも増えています!国は賠償地域を増やす気はなく、県は未来に税金を払う人口を流出させたくない。だれが、こどもの健康のことを本当に考えているの? 少子化時代の貴重なこどもたちなのに、どうして国をあげて守ってあげられないの? だれか、福島のこどもたちの本当の味方になってください!彼らが心身ともに健康でいられるチャンスを与えてください! 国や自治体がやらないなら、心ある大人がつながって守っていくしかない、ほんの少しずつでも。それが結局は自分たちを守るためにも役立つはずだと信じて。(粟野路子)



           支援者のみなさまへ(2014 3/7)

 親愛なる支援者のみなさま、いつもお心のこもったご支援を本当にありがとうございます!
「マゼンダ福島こども基金」を通じて支援させていただいた方の人数は、2013年はおかげさまで150人でした。ご報告とともにあらためて御礼申し上げます。発足以来ですと延べ390人になります。2013年はしかし、支援を決めていた企画がキャンセルになった件が3件ありました。2件は参加者であるこどもたちの急病、主催者の急病、そして1件は企画の統合です。「マゼンダ福島こども基金」では、今まで福島に住む人々の自発的な保養計画への支援を中心に活動してきましたが、2013年の夏頃から少し変化を感じるようになりました。2012年までひっきりなしにあった福島のPTAや、子供会などの自発的な保養の企画が少なくなっているような気がするのです。こどもたちがもう福島を出たのならよいのですが、どうやらチェルノブイリでも活動した一部悪名高い「放射能と一緒に暮らせる論」を掲げる団体が組織的に福島に入ってきたようで、いろいろなことが起きているようです。
 そしてその影響なのか、あるいは3年という月日のせいなのか、最初は雨後のたけのこのように活発だったいろいろなボランティア団体も、活動を休止したり、統合したりしているようです。それでも、こどもたちの甲状腺の問題、保健室登校の多さ、こどもの心療内科は何カ月も先まで予約がいっぱい・・などさまざまな地元情報がはいってきます。状況は良くなってはいないのです。こどもの健康について本当に味方になってくれる人を見極めねばなりません。「マゼンダ福島こども基金」では、当事者支援のみならず、これからはこどもの本当の味方になってくれるボランティアへの支援の比率を増やすべきか思っています。これからも、どこへお金を流せば、福島のこどもたちの健康を守ることにつながるのか、よく見極めながら、活動を続けていきたいと思います。ご賛同いただけましたら、続けてご支援いただけますと幸いです。よろしくお願いします!(粟野 路子
)  


 

支援NO.24 第4回いのちキラキラ希望の風フェスタin笹神
場所:新潟県阿賀野市
期間:2013/9/28~9/29
支援内容:施設利用費 ①日帰り51人分(幼児16人無料、子ども10人+大人41人(ボランティアスタッフ含む))として@600円×51=30,600円  ②宿泊38人分(幼児8人無料、子ども14人+大人24人(ボランティアスタッフ含む))として
@2000円×38=76,000円 ③幼児シーツ使用料など1,800円              計=①+②+③=108,400円
主催:希望の風フェスタ実行委員会

   
主催者コメント:  ご支援くださったみなさまへ 


 私は「希望の風フェスタ実行委員会」代表の井上真由美と申します。震災の翌年、2012年春から、いのちキラキラ希望の風フェスタin笹神を主催させていただいています。希望の風フェスタでは、福島県在住の方、また福島より他県に避難されている方々を対象に、新潟県阿賀野市にある「五頭連峰少年自然の家」において、医師による無料の健康相談会、心と体を癒すためのさまざまなケアの提供、免疫力を上げるためのワークショップを年2回開催しています。昨年9月に行った第4回風フェスに、マゼンダ子ども基金様より、ご支援をいただきました。お陰様で、ご参加くださる方々の負担を軽減する事が出来、ご来場くださった方から大変喜んでいただけました。本当にありがとうございました。第4回風フェスの様子をブログでご報告させていただいています。数枚の写真も付けておりますので、ぜひご覧いただきたいと想います。(医師7名による健康相談や各種検査の様子は、プライバシーを配慮して写真掲載を行っておりません。)第5回を4月26日27日の2日間で開催予定で、現在準備を進めています。放射能の問題には終わりがなく、影響を受けやすい子ども達の健康を見守り続けるために、どんなことがあってもこの活動を継続する覚悟でいます。これからもぜひ、応援、ご協力いただけますようよろしくお願いいたします。心からの感謝を込めて。希望の風フェスタ実行委員会代表 井上真由美 http://puresoul358jp.blog86.fc2.com/blog-category-14.html


参加者感想より抜粋:

①健康相談会について 

   ・充実した内容でよかった。血液検査があるともっとよかったです
   ・2回目の参加でしたが今回もお医者さまに色々診ていただいてとても良かったです。
      ・ていねいに問診していただき、各種検査担当の皆さんもとても親切で安心しました。

 

②癒しイベントについて
      ・元気になれました!カレー、弁当、ジュース類おいしかった。お箸作り楽しかったです。
      ・ものすっごく癒されました。特にマッサージ!!
      ・イベントもほとんどすべて参加できてたっぷり癒されました。

③参加費について
  ・安くて助かります!
  ・ありがたい金額でまたお願いします

④ほかコメント
  ・ありがとう!!いっぱいいっぱいありがとう。ボランティアでして頂いてることがとっても嬉しいです
  ・次回も必ず参加します!ずっと続くことを願います。
  ・ぜひまた参加したいです


                 

支援NO.23  おもいで館~夏を楽しむ~
場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
期間:2013/7/6~7/7
支援内容:①施設利用費(こどもと保護者あわせて27名分)として@1100円×27 29,700円
主催:福島市の大貫友夫さん・節子さんご夫妻

主催者コメント:支援者の皆様へ
おもいで館~夏をたのしむ~行事が皆様のご支援のもと楽しく無事終了しましたのでお礼申し上げます。

梅雨のこの時期、どしゃぶりになって、バーベキューは、体育館で焼肉に変更したものの、校庭ですいか割り、ほたる観察ができたので、満足な日程を過ごすことができました。
また、雨上がりをねらって子どもたちは、かえる、バッタ、ちょうなどをつかまえていました。

なにも気にせず外遊びができる 子どももおとなも心が開放されおもいで館保養の至福のひとときです。

夜も8時45分雨が上がり、ねむけは、なんのその、みんなで、そとにでました。新月まじかで月はなく、空は厚い雲がおおい真っ暗闇。空気かおいしかった。思わず深呼吸しました。ほたるに出会える期待感で ♪ほっ ほっ ほたるこい♪と歌いながら、どろぞろ歩く、道路を右に左に折れ民家の庭先にかすかに光る2きのホタル発見、期待感ふくらみまたまた歩くと、たんぼの向こうにほたるのひかり、あっちにも、こっちにも。感動の声が響きわたります。こどもはじょうずに側溝にも落ちず向こう岸に渡るんですね。ほたるをての中につかまえた子もいました。おかげで、子どもたちは、朝までぐっすり。

行事報告書は、後日送らせていただきます。ご支援本当にありがとうございました。取り急ぎご報告まで

チーム大貫


支援NO.22  おもいで館 プチ保養
場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
期間:2013/5/5~5/6
支援内容:①施設利用費(こどもと保護者あわせて34名分)として@1100円×34 37,400円
        ②暖房費一式  5,000円
主催:福島市の大貫友夫さん・節子さんご夫妻
 

 保養参加者のみなまへ(2013/3/10)

たくさんたくさんの写真やお礼状をありがとうございました!
昨年は本当にたくさんの団体の方から問い合わせがあり、
みなさんのご感想をここに掲載するまで至らなかったことすみませんでした。
みなさんの写真や感想、お礼状などは、支援くださった方々へ抜粋編集して郵送しました。
今後も、福島のみなさんの自発的な保養活動に資金援助ができるよう支援を募っていくつもりです。
ありがとうございました!

支援者のみなさまへ(2013/3/10)

「マゼンダ福島こども基金」を通じてなんらかの支援をうけた福島の人の人数は、おかげさまで延べ240名になりました。少ない数かもしれませんが、「マゼンダ福島こども基金」では、今まで福島に住む人々の自発的な保養計画への支援を中心に活動してきました。

 転地保養計画は、日本全国から善意の引き合いがありますが、それらはほとんどお膳立てされています。そこに参加するのももちろん良いことですが、現地に近い私たちとしては、福島に住む人々が、小さいグループでも自分たちで こどもを高線量区から出す保養計画を立てたとき、応援、後押しする立場でありたいと思っています。宿泊費の支援などがあれば、参加が呼びかけやすく、家族での参加も多くなるようです。

「こどもの運命は大人が握っている」・・2年間でそのことを痛感してきました。こどもだけでなく、家族での保養行動を支援することで、大人の視点が変わり、こどもの運命が変わるきっかけになってくれればと願います。ご賛同いただけましたら、今年もぜひご支援をよろしくお願いします!  

ご支援ありがとうございます!  (2013年3月以降~)

仙台市 和田さま
山形市 辻さま

石巻市 小野さま
埼玉県 谷口さま
埼玉県 谷口さま
山形市 岩松さま

埼玉県 薄井さま
神奈川県 佐藤さま
八王子市 本澤さま
東京都(有)イーズさま

愛知県 船橋さま白井さま
神奈川県 山内さま
埼玉県   中井さま

東京都 土屋さま 
東京都   冨江さ

沖縄県 仲間さま
神奈川県 松永さま

 

支援NO.21 2012/11/3~4 おもいで館 プチ保養
 
場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2012/11/3~11/4
 支援内容:施設利用費(こどもと保護者あわせて11名分)として @1100円×.11  12,100円
 主催:福島市の大貫友夫さん・節子さんご夫妻

 

支援NO.20 おもいで館保養 もちつき
 場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2012/9/22~9/23
 支援内容:施設利用費(こどもと保護者あわせて19名分)として @1100円×.19  20,900円
 主催:福島市の大貫友夫さん・節子さんご夫妻

 

 支援NO.19 2012/8/6~12 大貫夫妻主催保養企画 
 場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2012/8/6~8/10
 支援内容:施設利用費(こどもと保護者あわせて27名分)として @1100円×.27  29,700円
 主催:福島市の大貫友夫さん・節子さんご夫妻
 

支援NO.18 川俣町ごりょう子供会保養
 場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2012/8/4~8/5
 支援内容:施設利用費(こどもと保護者あわせて25名分)として @1100円×.25  27,500円
 主催:川俣町ごりょう子供会
 

支援NO.17 郡山学習塾夏季講習兼保養 
 場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2012/8/1~8/3
 支援内容:施設利用費(こども15名分×2泊分)として @1100円×.30  33,000円
 主催:根本塾 根本淑栄さん 共催:子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト

支援NO.16 福島市クローバー班保養
  場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2012/7/21~7/22
 支援内容:施設利用費(こども8名分)として @1100円×.8  8,800円
 主催:福島市クローバー班

支援NO.15 福島市大波小学校全校生徒保養
 
場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2012/7/21~7/22
 支援内容:施設利用費(こどもと保護者あわせて18名分)として @1100円×.18  19,800円
 主催:福島市大波小学校PTA

 支援NO.14 川俣町福沢子ども会保養
 

   場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2012/7/14~7/15
 支援内容:施設利用費(こどもと保護者あわせて19名分)として @1100円×.19  20,900円
 主催:川俣町福沢子ども会
 

 支援NO.13 川西町おもいで館プチ保養第5弾

 場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと総合センター「おもいで館」
 期間:2012/6/23~6/25
 支援内容:施設利用費(こどもと保護者あわせて5名分)として @1100円×.5  5,500円
 主催:福島市の大貫友夫さん・節子さんご夫妻
 コメント:今回は少ない人数でしたが、雪が溶けた後、初めてのおもいで館保養の始動です!
 これを皮切りに今年もどんどん保養活動が盛り上がることを期待しています。

 支援NO.12 山形県米沢市周辺民間土壌調査の測定費支援 

 支援のご報告を致します。
 この企画の支援については、使途の性質を考慮し、通常の基金からは使わずに
 使途を指定した寄付を募り支援しました。

 41件分の土壌調査費補助として 102,500円 
 
 
 場所:
山形県米沢市周辺
 時:2012/6/21
 主催:野村綾子さん
 コメント:米沢市周辺は、福島原発から100キロ圏内で、山形県の南の玄関口として、
 
福島からの避難・保養の中心地域となってきたにもかかわらず、この1年あまり民間による
 組織だった調査などがなく、土壌放射能測定の空白地帯と言われてきました。このたび、
 民間ではじめてのまとまった調査をし地域概略を把握するとともに、人的ネットワーク構築を
 めざそうとする活動に将来の希望をこめて支援しました(使途指定寄付による支援)。



支援NO.11 春休み疎開・保養プロジェクトin箕面(大阪府) 

 支援のご報告を致します。
 こどもホテル滞在費1泊3食つき5,000円(主催者がホテル側とかなり交渉したそうです)
 ×8泊9日=40,000 の2人分として 80,000円
 
 
 場所:
大阪府箕面市
 期間:2012/3/26~4/3
 主催:復興支援NGO『心援隊』Re:Birth JAPAN!(大阪市)
 コメント:
 大阪市でがんばっておられる活動団体ですが、
 保養家族募集にいつも定員の10倍近い申し込みがあるとか。 
 そのなかから、抽選ではなく、ヒアリングにヒアリングを重ねて参加家族を決定する姿勢に好感
 がもてます。費用面は企画と同時進行の寄付頼みでかなりの綱渡りらしいです。
 マゼンダでは、秋から冬にかけてお預かりした支援金を活かす春休みの活動支援先を検討して
 いましたが、
山形近辺では雪のため活動休止中の支援団体が多かったので こちらで活かして
 いただきました。 詳しい活動報告・感想はこちらからhttp://ameblo.jp/shinentai/

 
感謝!!

ご支援ありがとうございます!
上記活動支援に使わせていただいています!!

リピーターのみなさま、ありがとうございます!長く時間のかかる問題ですので、できましたら長めにご支援いただけますと幸いです。何かの折に被災者さんたちのことを思い出していただけたら、ご無理のない範囲で、またあなたのお気持ちを預からせてください。かならず放射能被害にさらされたこどもたちのためになるように使わせていただきます!

大阪府 渡邊さま
山形県 阿部さま(お仲間代表)
滋賀県 八木さま
東京都 土屋さま
東京都 冨江さま
宮城県 和田さま
山形県 山木さま
山形県 粟野さま
埼玉県 薄井さま
山形県 緑川さま
岩手県 菊池さま
ババ アツシさま
山形県 岩松さま
神奈川県 松永さま
東京都 東出さま
神奈川県 芦立さま(ニューヨーク 七夕フェスティバル 鶴プロジェクトさま)
福島県 渡部さま
サトウ テツオさま
石巻市 小野さま
京都市 小保方さま
八王子市 本澤さま
アフラック次経の会関連 有志のみなさま(渡辺さま 瀬戸さま 濱崎さま 安藤さま 清水さま                             中島さま 窪田さま 茂木さま 山口さま 吉田さま 菊池さま 多田さま 菅沼さま 藤村さま 熊谷さま 高橋さま 畑岡さま 馬場さま 伊藤さま 小坂さま 高橋さま 大久保さま)
LIENHARD BARZさま(ドイツ ニュルンベルグより海外送金)
山形市 辻さま
ナカジマ ナオコさま
さいたま市 中井さま
福島県伊達郡川俣町 菅野さま
神奈川県 山内さま
仙台市 和田さま
山形市 辻さま
大阪府 渡邊さま
埼玉県 薄井さま
愛知県日進市 船橋さま 白井さま
石巻市 小野さま
東京都 冨江さま
東京都 土屋さま
富士見市 谷口さま
神奈川県 山内さま
仙台市  堀越さま
神奈川県 松永さま
神奈川県 山内さま
山形市 辻さま
大阪府 佐藤さま
山形県 山本さま 松田さま 原さま 菊地さま
山形県 村山さま
山形県 粟野さま
神奈川県 山内さま
埼玉県 中井さま
仙台市 和田さま
山形市 辻さま

石巻市 小野さま
埼玉県 谷口さま
埼玉県 谷口さま
山形市 岩松さま

埼玉県 薄井さま
神奈川県 佐藤さま
八王子市 本澤さま

東京都(有)イーズさま
愛知県 船橋さま白井さま
神奈川県 山内さま
埼玉県 中井さま
東京都 土屋さま
東京都 富江さま
沖縄県 仲間さま
神奈川県 松永さま


マゼンダ福島こども基金の心がけ

すぐ使う

ご支援いただいたら貯めないで、できるだけすぐ使わせていただくことを心がけています。
こどもの放射能被害は時間との闘いでもあるからです。
 

 


画像2
すごい!ほんとに入れるお風呂なんですよ!おもいで館にて

 





 



被災地からのお話 2012/02/11 いわき市の弁護士さんが受けた高齢者からの相談事例

        

                      ~小さな幸せを返してほしい~
 

 今の仮設に来るまで7回引っ越しました夫婦二人で、『老後は安泰だね』って言っていたんですよ。おじいさんはね、毎日、山にキノコ採りに行ったり、渓流釣りなんてしていて。私は庭先の畑で、いろいろ野菜作っていたの。楽しかったわ。私の作った野菜、美味しいって、近所の人達、喜んでくれていたのよ。喧嘩なんかしなかったわよ。年金、少なかったけど、二人で、野菜つくって、キノコとか取って、十分暮らして行けたわ。

この人、帰れると思っているのよ。今でも。原発まで3.5キロなのにね。一時帰宅の時、線量計がずっと鳴っていた。家の中の、テーブルや仏壇、大事にしていた箪笥なんて、全く持ってこれない。私たちじゃ運べないし、そもそも、持ち出す時間がないし、持ってきても、仮設の二間の部屋じゃね置けないもの。前の家は平屋で、庭も広くてよかった。今みたいに、隣の話し声など聞こえないもの。今の仮設にはね、近所の人、ほとんどいないの。話す人いないのよ。渡辺さんに、こうやって話だけでも気分が晴れるの。どこにも行かずに、仮設の中にばかりにいると、この人と喧嘩してしまうのよ。何にもやること無くなったわ。前は、農作業で毎日忙しかったし、楽しかった。買った野菜、美味しくないわね。月10万の賠償で、野菜や魚まで買わなきゃならない。昔なんて買ったことなかった。もう帰れないよね。帰れても、周りに子ども達がいないようなところじゃ、暮らせないわね


 東京電力に1回目の請求したら、もう仮払いで160万円払っているから、損害は130万円だから、0円というこの紙が来たのどうしても、この合意書に判子押す気持ちになれなくて、相談に来ました・・・。

弁護士さん:東京電力の賠償には、地域破壊、コミュニティ破壊による慰謝料という視点がない






 

被災地からのお話 2012/02/11 いわき市の弁護士さんが受けた正社員解雇の相談事例 


 

                          ~人生設計を覆された~

 
一生懸命働いて、40代後半から正社員の地位を得たのです。私が正社員として働くことを前提に教育ローンも組んだし、自宅のローンも払ってきたのです。いきなり正社員の地位を解雇されてしまって、今後の人生設計が大きく崩れてしまいました。50歳代では、もう正社員の地位など得られません。補償が続く期間について「相当の期間」などと言われても、いつまで続くのか分からなくては、今後、ローンの支払いが出来るかどうかも分かりません。住宅ローンの支払いも待ってくれないんです。「払えるなら払ってください。」と使えない家のローンだけを支払っています。先日、クレジットカードを作ろうと思ったら、無職だと作れないといわれてしまいました。仕事を失ったことによる肩身の狭さを実感しています。

弁護士さん:東京電力の賠償書式には人生設計を根本から覆したという視点がない

 

 


 

被災地からのお話 2012/02/06 いわき市の弁護士さんのフェイスブックより

自主避難者・滞在者に対し、一律、1回限り、8万円という賠償金額の呈示の意味するところは、「最初のうちは、原発が爆発なんかして怖かったでしょ。逃げた人もいたよね。逃げなかった人も怖い思いをしたよね。だから、その精神的慰謝料として、8万円だけあげるよ。今後は何にも心配しなくて良いからね。晩発性障害?起こらない、起こらない。ははは・・・」と国に言われているような気がしてならない。

 しかし、地元に住む私たちの感覚は、今でも、常に、放射性物質
の危険性と隣り合っていて、日々精神的被害を被っているような気持ちになっている。このような気持ちが、少なくとも、今後30年間程度は続くと思うとため息が出てしまう。1日当たりの損害賠償額は、8万円を30年...
で割ると、7円50銭。  避難区域外の人たちは、今まで、原発産業によって特筆すべき恩恵を被っていなかった地域の人々なのだ。迷惑ばかり被って、福島の「本当の空」を奪われて、賠償される金額が、1日7円50銭。ふざけるな!と言いたい。  

今、海、川、山を見ても、汚染されてるはず・・・という気持ち
でしか見えない。外の空気に触れてすがすがしい気持ちになったことがない。海、川などで遊んでいる人、釣りをしている人などほとんど見られなくなった。福島の野菜、果物、お米、山菜、海産物などは、内部被曝を恐れながら食しなければならない対象となってしまった。外に出て深呼吸しようと思えない。子供達は、外出するのにマスクと線量計をつけて行動しなければならなくなった。幼い子供たちは、外遊びができず、ストレスを溜めているばかりか、体力的にも衰えが見られる。これを見ながら子育てしなければならない親達は、常に子供たちの将来への健康不安、他地域から差別されるのではないか、将来結婚できるのかなどの恐れに苛まれている。

常生活において、常に目に見えない放射性物質を恐れながら生活しなければならない。例えば、洗濯物を外に干すということや、地元の食材を買うこと、家庭菜園で野菜を作ることも、放射性物質を恐れながらしなければならない。  

一旦県外に出れば、「福島から来た者」ということでレッテルを
貼られて差別されるのではないかと心配しなければならない。福島産のお土産を渡すときや、福島産のものを贈る時に、「安全だから」と説明しなければ相手が不安になるのではないかと躊躇する気持ちなどに苛まれている。  

放射性物質の影響について家族間でもそのとらえ方に違いがあり
夫婦間、親子間の対立となり、軋轢が生じている。「自主避難」させている人とさせていない人との間に、緊張関係が生じ、地域社会に亀裂が入りつつある。  

毎年のように帰郷を楽しみにしていた子や孫は、福島に来てくれ
ることがなくなり、高齢者は孤立を深め、自慢の野菜や果物、米な
どを送る楽しみが無くなってしまった。  

このようなストレスを、これから長期に渡り受け続けるのに賠償
として、1度のみ8万円、30年で計算すると7円50銭。どう考えてもおかしい 私は、批判もあろうが、金銭賠償を未来永劫続けろ!とは言わない。不労所得を貰い続けると人間堕落する。しかし、復興のスタートラインに立てるぐらいの補償と、地域振興策ぐらいは十分に考えてほしい。



被災地からのお話 2012/01/08  福島市の保育園園長先生のメール

「新しい年になり『去年は大変でしたね』と、終わったと認識している方々の年賀状が多く届きました。今年はますます大変な年になるかもしれないのに・・。」


被災地からのお話 2011/12/18 福島市の保育士さんのブログ

 「東京では原発事故が収束したそうな。めでたいことだ。おめでたい人たちだ。今日集まった人たち。無収入になった人、家族と離れてひとり住まいの人、土地を手放したお百姓、仕事に忙殺されて鬱一歩手前の人、家族のために何百キロも離れた地に仕事を求めた人・・・。トンネルの出口が見えている人はいない。みな光を探している」
(コメント:野田首相の収束宣言の日)




被災地からのお話 2011/12/14 聞き取り

①福島市

 12月10日頃。お庭で4μSV(マイクロシーベルト)毎時、ベランダで2μSV毎時 
 決して珍しくない値だそうです。


②福島市 除染をつくしたAさんのお宅
 

 屋根洗浄塗り替え、土の入れ替えなど屋外の除染をつくして家の中は0.2~0.4μSV毎時
 (下から上に行くほど高くなり、畳が0.2⇒天井が0.4)。
 除染前の家の中で一番高いところは南東の窓あたりで0.77μSV毎時あった。
 屋外の除染により、室内は総じて半分くらいに減った。
 庭の土を10~20センチ入れ替えして(土の入れ替えまでしている家は近所では他にない)、
 庭木も根本に放射性物質がたまりやすいので自分たちでできるだけ抜き、取り換えられる部分
 はすべて取り換え放射線の値を下げるために出来ることはすべてした。あとはもうやりよう
 がない

 それでも今、庭の大きな桜の根本は4μSV毎時位ある。


 Aさん宅で 今まで除染にかかった費用

 屋根の洗浄 塗り替え                     45万円
 干し場の屋根等ポリカーボネイト製波状板の取換え  21万円
 庭土の入れ替え(10~20センチ)              50万円   計116万円
  



 今のところ自費で払っていて東電に請求はするつもりだが 保障されてないので戦っていかねば
 ならない。家を売って引越したいが もう家も土地も買い手がつかないだろう。
 持家で坪単価がどんどん下がっていくのに、固定資産税は変わらない。一度「払わない」
  と電話したら「赤紙をはるぞ」と言われてしかたなく払った

 たとえ保障が通って何十万円とかもらったってまるで足らない。ケタが違う。そんな話ではない!
  家族全員の健康と全資産の問題なんだ!




コメント:

 このような環境下で今、現実に暮らしている人々がいます。福島市には避難命令などは一切 でていないので乳幼児や妊婦も暮らしています。

  ちなみに乳幼児や妊婦まで安心して暮らせると言われる値は 福島原発事故の前までは日本でも世界と同じく年間の放射能許容量1ミリシーベルト(毎時に直すと0.114μSV毎時)といわれてきました。今、Aさん宅の一番低い室内の畳の値でも0.2μSV毎時ですから、その2倍はあります。除染の努力をつくしても、まだ倍も高いのです。

 おそらく除染してないお家で、もっと低線量被曝にさらされているこども達がいるでしょう。
 そこにいれば24時間、本来健康を回復できるはずの睡眠時間でさえ被曝(=遺伝子を切られる)をし続けることになるのです

 チェルノブイリの時でさえ屋外で0.5μSV毎時以上の所には人を住まわせ続けることはなかったと聞きます。屋外で1μSV毎時とか、2μSV毎時とか、4μSV毎時とかの言葉が普通に聞かれる福島市。

 原発事故のあと年間放射能許容量を法律で20ミリシーベルト(毎時に直すと2.28μSV毎時)にまで上げてしまった日本(世界共通認識の20倍)。どうなってしまうのでしょう。
こどもたちが先に死んでいくような社会は絶対に避けたいです。

 




「7代先のこどもたちのために行動する会」の名前の由来について

「7代先のこどもたちのために行動する会 マゼンダ福島こども基金」の「7代先~」の由来をよく聞かれます。

それは、「7世代先のことを考えてから判断せよ」「どんなことについても何かを決めるときは、そのことの影響を7代先まで考えなくてはいけない」というアメリカの先住民族ホピ族の教えからきています。(注:この教えで有名なのはホピ族ですが、ほかの部族でも同じ教えがあるようです。ほかの部族の名前はわかりません) 。

7代先といえば200年、あるいは300年先のこと。

彼ら先住民族は、たとえば、新しい物や技術を部族に入れるかどうか検討するときはもちろん、
一本の木が必要になって切る時も、自分の7代先の世代にそれがどのようになるかを考えてから判断するという。その正しい答えを知るには、木を切る前に、森に入る前に、正しい判断をさせてください、という祈りが必要となるそうです。特に自然や環境に関しては微妙なバランスでできているので、判断を誤るとバランスを取り戻すまで7代先の子孫までかかるから・・と。

まさにそのような視点が、行動の規範が私たちにあれば、今回のような原発事故はおきなかったでしょう。それ以前に原発を生活の輪に入れることはなかったでしょう。私たちは今、7代先の子孫に何万年も続く猛毒を残しながら、電気を得ているのです。まったく愚かなことです。

今さらだけれど、そのような視点を社会的に取り戻す流れの一端になりたいと思って、会の名につけました。

余談ですが、実は、ホピ族にはある予言が伝えられていました
「 母なる大地から心臓をえぐり出してはならない、もしえぐり取ったならば、それは灰のつまった瓢箪と化し、空から降り、やがて世界を破滅に導く。この瓢箪の灰は、恐ろしい破壊力を持ち、川を煮えたぎらせ、大地を焼き尽くし、生命が育たなくなる。そして人々は不治の奇病に苦しむのだ。」
まさにこのホピ族の住む聖地フォー・コーナーズ(母なる大地)地下にウランがあり、広島・長崎の原爆の原料のウランはアメリカによってここから掘り出されたとのことです。

 この予言が的中してしまったことにより、世界の終わりが近いと危惧したホピ族は、太古より封印していたホピの予言を世の中に広める決意をし、それによって世界の注目を集めることになりました。
 ちなみに原子炉格納容器の形はまるで「瓢箪」のようなので、この予言は広島・長崎の原爆の事だけではなく、現在の福島原発事故を暗示しているのではという人もいます。

  


規 約

画像3
おもいで館の流しそうめん

**下記規約をご覧の上、ご承諾いただけましたらご支援をぜひお願い致します!**


第1条(目的) この団体は,以下の2点を目的とする。

 1.福島原発事故で放射能被災したこどもたちの健康に関する直接支援

 福島原発事故による放射能被災地(福島県内に限らず、周辺地域、ホットスポット等も含む)に住むこどもたち、および他地域に住む同被災を受けたこどもたちに関する直接支援

 例)自主避難の移動費、教育施設の除染費、医師派遣費などの補助

*基本的に行動に対する後押しをモットーとする。

 2.ボランティア活動に対する支援

 上記のこどもたちの救済のために、営利目的ではなく活動を行う民間、団体、グループ、個人の各種活動に対する支援

 例)啓蒙活動経費、講演会経費、養育費(親代わり)などの補助

*基本的に団体、グループ、個人の既に行われた(あるいは継続中の)活動を役員会で審議し支援を決定するが、初動が大切な時期であることを考慮し、迅速かつ有効な援助の実現を優先するため、当分の間は柔軟な対応で臨む。
 



第2条(名 称) この団体は「7代先のこどもたちのために行動する会『マゼンダ福島こども基金』」(通称:マゼンダ福島こども基金)とする。





第3条(所在地) この団体を次の所在地に置く。
 山形県米沢市赤芝町178





第4条(構成員) この団体の構成員は「7代先のこどもたちのために行動する会」会員とする。





第5条(役 員) この団体は次の役員を置く。
 代表者1名 副代表3名 会計1名





第6条(運 営) この団体は諸問題が発生した場合は、臨時会議を開催して審議を行い、その議事は出席者の過半数の同意をもって決定する。





第7条(管 理) 集まった支援金については、会計が適正に管理を行い、定期的に役員会の査閲を受けるものとする。





第8条(規約改正) この規約は、構成員の過半数の同意をもって改正することができる。





第9条(設立日) 平成23年5月26日とする。





この規約の記載内容は原本と相違ないことを証明します。

代表者 粟野 路子

 



【 振込先 】

1.郵便局 

 口座記号番号 02230-6-110113
 口座名称   マゼンダ福島こども基金

2.他の金融機関からのお振込み

 ゆうちょ銀行 二二九(ニニキュウ)店(229) 当座 0110113


商品案内

過去の活動のご報告

企画名 支援額(円) 支援報告
支援NO.10            米沢の温泉でプチ保養~冬バージョン保養の試み2~            49,617


当初福島市から13名の参加予定が、直前のインフルエンザ流行により8名参加で決行
3家族と世話人計8名(大人5人、こども3人)1泊の保養支援費として49,617円
(交通費、宿泊費、保険代含む) 食費は自費&食材寄付により自炊
場所:山形県米沢市 小町の湯やまぼうし
期間:2012/2/25~2/26
主催福島市大貫節子さん 
 
コメント:

大人2名こども3名が参加できなかったのは本当に残念でしたが、
参加者の方々は記録的な大雪の中 よく雪国へ出てきてくださったと思います。
雪国の冬場の移動は、慣れない人には 待ち時間の寒さや、デコボコの雪道を車で長時
間走るだけでも心身の負担になるので 交通費については大人もこどもも「冬場は支援」の判断をしました。また、宿泊費は施設に交渉の末、被災者特別割引20%OFFで使用させていただきました。ありがとうございました。
 当日初対面でも、一緒に食事を作ったり こどもを遊ばせたり、話したりするなかで本当に親しくなっていき、「出会いが希望の始まり」と確信させてもらえた保養でした。
参加者のみなさんお元気ですか?手紙や写真をたくさんありがとうございました。またお会いしましょう!!

参加者の感想より抜粋:
 「二日間心から感謝します。本当の空の下、キラキラまぶしい雪の世界で 知らぬ方々と同じ食事をし共に遊び…本当に出逢いって人生を変えますよネ。思いきり外で遊ぶことができて、本当に感謝です」
「雪遊び、かまくらづくり、温泉、自炊、かるたなど大変充実した2日間を息子と一緒に満喫しました。次回は今回残念ながら来ることのできなかったママと長女も一緒に来たいものです」
「とても楽しい思いをさせていただきありがとうございます。数十年ぶりに大きなかまくらを作ることができました!」


 

支援NO.9             東北EMサミット~被災地から学ぶ緊急勉強会 母から母へ~参加支援(1名)              15,360


EMとは1982年に琉球大学農学部比嘉照夫教授が、農業分野での土壌改良用として
開発した有用微生物群資材の名称です。抗酸化力の強い有用な微生物群(EM)を投入するこ とで、発酵、蘇生など 生分解型の善循環へ変化させることができるとされます。
商品は代替医療を含む多岐にわたる分野で展開しています。
 

NPO「チェルノブイリへのかけはし」代表野呂美加さんは、比嘉教授と協力しチェルノブイ
リ被災者に対してのEM菌の有効性を体験しておられ、日本の講演会でも紹介していま
す。今回は野呂さんを中心とする呼びかけで大規模な勉強会(サミット)が行われました。
 マゼンダでは、物理的除染以外に放射能の影響から土壌、空間、人体を回復させるため自分で毎日できる希望の種として EMを福島市の方々にもっと知ってもらいたいという
思いから福島市の方 一名をサミットへ参加支援いたしました。

参加費&交通費1名分として15,360円
場所:山形県上山温泉 月岡ホテル
期間:2012/2/18~2/19(一泊二日)
共催:NPOチェルノブイリへのかけはし EM女子会・東北サミット実行委員会
 

コメント:
1日めだけ参加しましたが EMの実践者で被災された方々からの大変内容の濃い体験発表が多く、放射線だけでなく、「においに関して助かった」という報告の多さが 津波被害を目の当たりにしてない自分には印象的でした。専門的な講義では、なぜEMをまいた土壌及び周辺で放射能値がさがるのかの仮説を聴き、大変興味深かったです。
 

参加者より:
「今までよく知りませんでしたがとても刺激になりました。除染も尽し、もうできることはないと脱力感がありましたが、再び取り組む意欲と希望が湧いてきたような気がします。ご支援いただきありがとうございました。」

後日の報告
「EMとの出会いがあり、除染の希望の星、光合成細菌に期待をかけているところです。
4月8日仙台へ 比嘉先生講演会に行ってきました。4月14日福島の保育園にEMインストラクターをお呼びして保育士さんと勉強会、庭、畑の今後の対策をねりました。我家の生活にも取り入れたいと思っています。」


 

支援NO.8            おもいで館プチ保養                第4弾          9,000


場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと
       総合センター「おもいで館」
期間:2012/2/11~2/12
支援内容:施設利用費(こどもと保護者あわせて9名分)として @1000円×9 9,000円
 
 
主催:
福島市の大貫友夫さん・節子さんご夫妻
コメント:
冬季は施設利用するにも暖房費、寝具設備などに費用がかなりかかるため、
こどもを引率する保護者分は、せめて施設利用費だけでも支援対象としました。冬は基本的にこもりたくなる中、動いてくださる現地の方々、世話人さんがすごいと思います!
 

 

参加者のお手紙より抜粋:

 

 「この度は宿泊費のご援助ありがとうございました。たくさんの体験をさせていただき、何より今の福島ではできない外あそびを満喫できたと大喜びで帰ってきました。本当に多くの方々に助けていただいて います。心より感謝の毎日です。こども2人が感想を書いたので送ります」
 

 「雪あそびをしていたら友だちができて 友だちといっしょに雪だるまを作ったのがいちばん楽しかったです」

 「初めてだったので雪の量にビックリしました。おもちがおいしくて11こも食べました。大きなかまくらは外よりも温かかったです。ろうそくもきれいでした。
とってもっとっても楽しかったです。また行けたらいきたいなと思っています」 
           
 

  

                                      

支援NO.7               新しいタイプの支援企画~冬バージョン保養の試み~      8,615


支援内容:米沢市で民家をお借りしての保養ステイ
こども2名含む5人分の貸布団費,保険費,心ばかりの謝礼あわせて 8,615円
場所:
山形県米沢市内
期間:2011/12/12~12/13
主催:福島市の大貫友夫さん・節子さんご夫妻 

コメント:
秋までは経験をつみ順調に推移していた山形での保養活動でしたが、冬は豪雪地帯となるため今までと条件が全く異なり、冬季は別物と考えざるを得なくなりました。宿泊には、暖房費、寝具費(夏秋のように雑魚寝はできません)がどうしてもかかり、交通も、車は雪になれない福島の方々には危険なので電車になると、行けるところが限られます。冬季は活動休止の団体もあるようですが、いろいろな方法を考えたいと思います。 今回のステイでは、縁あって民家をお世話下さったご夫妻の多大なるご協力のもと、ほとんど寝具費だけで済みました(その貸布団屋さんも大サービスしてくださいました)ありがとうございました! 震災後、福島から一度も出ていないというご家族のお子さんたちの顔色が、一泊だけでも目に見えてよくなっていたのが印象的でした。

参加者の方々の感想から
「先日は、私たちのためにお忙しい中いろいろなご好意ありがとうございました。久しぶりに県外にでて子供たちを安心して散歩させることができました。放射能という目に見えない問題で今までの生活で普通にできていたことが、迷いながらしなくてはいけなくなり、今一番土遊びがしたい時期の子供たちにさせてあげられないことが悲しいです。私自身が自然のなかで育ってきたから余計にそう思います。これから親として今できることを考えていきたいと思っています。」


 

支援NO.6              福島市「こどものいえ そらまめ」さんへ 海外からの支援費を中継受送金     172,401


時 :2011/11/25
支援内容:海外からの特定団体への支援金を中継受送金172,401円(1,680.00EUR) 
コメント:
ドイツ ニュルンベルク LIENHARD BARZさまより そらまめさんへの支援費が マゼンダ福島こども基金に届きました。そらまめさんあての直接送金が困難だったためとのことです。「福島のシュタイナー幼稚園のために使って」とのメッセージつきでした。そらまめさんは今、移転を考えておられます。園舎の除染を尽くされましたが、線量の高い屋根の除染がすぐにできないためです(屋根の葺き替えは地震後2~3年まちの状態だそうです)。そらまめさんについて詳しくはhttp://www6.plala.or.jp/soramame/

*日本の方でもこのような支援先を指定した支援もお受けしますので、ご希望の方は送金時の通信欄でお知らせください

 

支援NO.5              福島市「こどものいえ そらまめ」さんへ交通費支援      16,320


時 :2011/9/23
参加イベント主催:山形賢治の学校
支援内容:福島~米沢間の交通費(鉄道、タクシー代含む)16,320円
コメント:福島市渡利にある私立の保育園「こどものいえ そらまめ」さんのご一行8人(こども4人と教師保護者含む)へ、線量の比較的低い米沢市で行われるイベント参加に際し、交通費の支援を行いました。

そらまめさんは、福島でも特に放射線の高い場所となってしまった渡利という場所にあり、その線量は2011年6月7日に測定されたデータでは、正門で4.7μSV毎時、三輪車が3.0μSV毎時、通園路は8.6~35μSV毎時だったということです。飯館村にも匹敵するほどの線量でしたが、お庭の土の入れ替え後、9月26日現在の線量は0.4μSV毎時、おうちの中も同じくらいだそうです。でも、門扉の外は1μSV毎時を越えるそうです。渡利の中には放射線の高いスポットがまだまだあるそうです。そらまめさんでは除染が日課となられ、教師、保護者の方々が、必死に子ども達を守ろうとしておられます。

「そらまめ」さんはシュタイナー教育の園ですが、このたびは米沢市のシュタイナー教育の保育園の「おひさまえん」との縁で、「おひさまえん」の経営母体である「山形賢治の学校」主催の「シュタイナー教育講座」へ9/23参加されました。マゼンダ福島こども基金は、「山形賢治の学校」からの支援要請を受け、こども達を放射線の低い場所で一日活動させられるという観点から、こども達と引率の大人に交通費の支援を行いました。

こどものいえ そらまめ園長先生からのお言葉:
「とてもとても感謝しています。
朝こども達が新幹線つばさに乗れて大喜びし、つぎに久しぶりに野外で思いきり遊ばせることができ、そして、シュタイナー教育のオイリュトミーを見せ、受けられたことが本当にありがたく嬉しく、まるで生まれ直したような思いです。ほんとに ありがとうございました。」

 

支援NO.4             おもいで館プチ保養               第三弾
    20,900    


宿泊 11家族57人(延べ人数)のうちこども19人分(延べ)の宿泊費支援です。@1100×19名(延べ人数)20,900円
場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと
        総合センター「おもいで館」

期間:①2011/9/17~9/18
主催:福島市の大貫友夫さん・節子さんご夫妻
コメント:18日の芋煮会は日帰りの方もあわせて74名の参加があり、貴重な情報交換、出会いの場になったようです。もちつきと枝豆あんこの「ずんだ」づくりもおこなわれました。

 

支援NO.3                おもいで館プチ保養             第二弾       4,400


3家族こども2名の2泊の施設利用費として
@1100×4名(延べ人数)4,400円

場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと
        総合センター「おもいで館」
期間:2011/8/19~8/24
主催:福島市の大貫友夫さん・節子さんご夫妻
コメント:今回は期間が短かったことと、1歳、3歳、5歳児の参加もあったが、施設利用費がかからなかったこと、辞退者もいたことなどから、総じて少ない金額の支援でした。

 

支援NO.2               南相馬から西伊豆保養企画                  キッズホームステイプロジェクトin西伊豆
    100,000


こども10人分(全体の一部)のバス交通費として100,000円
場所:西天城高原 牧場の家
期間:①2011/8/12~8/16
      ②2011/8/17~8/21 
主催:埼玉県 根本芳広さん 
コメント: 主催の根本さんは産婦人科医だそうで、放射能からこどもを守りたい親たちの強 い味方のようです。「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」の複数の 会員の方から「支援対象に」と推挙がありました。 詳しくはhttp://khp311.org/  

 

支援NO.1              おもいで館プチ保養        第一弾     39,600


2011年 7/17~7/31 
12家族39名のうち
こども22名の施設利用費として
@1100×36名(延べ人数)39,600円


場所:山形県東置賜郡川西町ふるさと
        総合センター「おもいで館」
期間:7/17~7/31の期間中自由参加 
主催:福島市大貫友夫さん・節子さんご夫妻
コメント:放射線量の高い地域の高い郡山市、福島市からの家族参加が多い。喜多方の他、東京から福島のおばあちゃんの家に預けられた孫とおばあちゃんも参加。大貫さん一家は7月にドイツユンデ村の自然エネルギー、バイオマス発電プラントを訪問され、期間中に報告会を開催されました。福島から数時間で来られる近さと主催ご夫婦のお人柄、地元の方のやさしさが好評です。 

主催者 大貫ご夫妻より:
「こどもの宿泊代一人1100円をこども基金の方からご協力いただきありがとうございました。親御さん方、大変喜んでいました。
放射能の福島を心配して下さいましてありがとうございます。そして地域の方のやさしさ、あたたかさ。蛍とり、バーベキュー、紙飛行機大会(書き入れません/編者)など遊びにつきあってくれました。館長さんをはじめ、地域の皆様、たくさんの楽しい思い出をありがとうございます。感謝!」

 

店舗情報

名称 マゼンダ福島こども基金 (まぜんだふくしまこどもききん)
活動場所 米沢市中央1-7-32
TEL 0238-22-2323
Eメール
カテゴリー 任意団体・組合